脚立ごと転倒した話

私が愛用してる脚立(三脚)ですが、ついに豪快に頭を打つほどにコケました(汗)

一般的なお庭で出動率の高い6尺、5尺の三脚なのですが、見るからに右の5尺のが安定感なさそうですよね?前からこいつが危ないのは解っていたのですが・・・

重ねてみると一段高さが違うだけで脚幅がこんなにも差がありますね・・・

なんと50cmも違います! 

一般的に脚立は天板とその一段下には危険なので乗ってはいけないことになってます。しかし仕事の効率優先で乗ってしまうと当然事故にあいやすくなってしまうわけです。

脚立にも書いてありますが、脚立は前への荷重には強いですが左右のバランスには弱いです。園芸三脚は室内用の四本足の脚立より圧倒的な安定感がありますが、それでもやはり外のデコボコした安定してない地面だと結構コケます。

なので当たり前のことですが乗る面を水平に保つことが非常に重要となります。今回はほんとに死ななくて良かったと思いました。5尺だったので大事には至りませんでしたがもっと高い脚立だと冗談抜きに死亡事故もありえますので油断は出来ない職業だと思い反省し、たいした怪我にならなかったことを神様?に感謝しました。

こんな感じでコンパネ建てると脚立で足をかけないと剪定枝を軽トラに積み難いのでこの5尺をよく使いますが降りるとき豪快に脚立ごとひっくり返って後頭部はガン!と打ちました(痛)

打った瞬間、これはヤバイと思ったのですが、意外にもすぐに復帰出来てその日の作業も最後まで出来たのでほんとに良かったです。じつは石頭なのかもしれません(謎)

しかし、この5尺脚立ちゃんはスリムなので狭いとこにとても重宝するのです。ですが命には替えられませんので新しいのを買おうかと思ってます。

この6尺と同じメーカーのを調べたら今の5尺より脚幅がかなり広いのでそれにしようかと思います。このメーカーは補助ステップ付きではお求め安いお値段で助かります。しかしこの補助ステップは本来は鋏などの道具をかける物置きとして使うものなのらしいですが、現実的には天板をまたいでこのステップに足を置けばもっと奥まで庭木の枝に手が届くのでそういう使い方をしてる方が多いのも事実です(事故した場合は自己責任ということになります)

ですのでホームセンターとかではこのステップなしの園芸三脚しか売ってないとこがほとんどだと思います(事故防止のためだと思います)

話しが飛びましたがプロ用アルミ三脚は良いのだと10万ぐらいするのもあるので私にはまだ手が出ません(悲) このメーカーはお手ごろで良いです。しかし今はアルミ価格が高騰してますので昔よりかなり高くなってますね・・・

先日投稿した赤いユリですがまだ咲いてます^^ 2週間くらいなので花持ちが良いですね~

上の方の蕾まで咲かせるのい体力居るのでもつかな?と思ってたのですが、全部咲かせてくれそうです、すごい体力ですね? 私ももっと体力が欲しいです・・・

今年植えたカサブランカが1輪きれいに咲いてました^^ 200円と250円の苗があったのですが250円のが太かったのでそっちにしましたが当たりでした

私はどっちかいうと園芸にはあまりお金をかけない性質ですが、場合によってはケチらない方がよい場合もあると学びました(笑)

半分でも生きてるキンモクセイ

ちょっと画像が判りづらいですが幹がカミナリに打たれて半分に裂けたみたいになってますが、そんなのへっちゃらとばかりにふつうに枝葉を出して生きてるキンモクセイです。こういうのは大概上の方を水平に寸胴切りして切り口が雨で染みて内部の木質部が腐りこのようになってしまうパターンが多いとおもうのですが、こいつの場合は半分にパカッっと割れてしまったのが逆によかったように思います、なぜかと言うと、割れたおかげで水の逃げ道が出来て木質部が乾燥し腐り進行が抑えられたからのような気がします。

こちらのお宅には他にも頂部を水平に寸胴切りされた樹木があるのですが、内部の木質部が腐り、外側だけで辛うじて生きてるイトヒバは葉色も悪く、幹を揺らすとグラグラしてかなり弱っておりました。水平に切るとどうしても水がたまりやすいので腐りやすいですね。 雨が流れ落ちるように斜めに切ってあげると良いと思います。

これ以上大きくなると困るからという理由でやむをえず芯止めするパターンは多いですね。しかし芯を止めたらもう大きくならないわけではないです(樹種によっては管理がしやすくなる場合もありますが・・・)。多くの樹木は上へ上へと伸びたいわけですから芯を切られても脇枝たちが伸びて樹勢が乗ってきたら次の頂芽になってしまいます。芯止めしたらもう剪定をせずほったらかしでも大きくならないわけではないので結局毎年剪定することに変りはなく、見た目がかっこ悪くなるだけ損のような気がします。

ただ、大きくなりすぎてしまった樹を小さく仕立て直したいという場合は全然ありです。私どもも高い木より低い木のが断然仕事がしやすいので(大きい木のが風格があり格好いい場合が多いですが・・・) 

どっちにしろある程度太い樹芯を切断する時は斜めに切ることが大切です。枯れても良いなら気にする必要ないですが・・・

間違った剪定で弱った樹木(サザンカ)

かなりちっちゃいサザンカですが上の枝2本が完全に枯れてしまったようです。昔はもっとでかかったのですが父が「後ろに植わってるコブシが見えない」ということで適当にバサバサと切ったのですが・・・

夏ぐらいから枯れが目立つな~とは思ってたのですが、サザンカは丈夫で胴吹きもよくするのでまさか主枝ごと枯れるとは思ってなかったです・・・

よく見ると適切な位置で切っていない枝だらけで傷が巻けずに中は枯れ枯れ状態と思われます。

これは、主幹なのですがかなりの焼け(盆栽用語ですがようは枯れてるという意味)が入ってますね。樹木は幹枝の周りの形成層で生命活動をしてるので中身の木質部は腐って空洞になっても強度的にはもんだいですが生命活動は維持出きるのですが、これだけ焼けだらけですので水の通り道が遮断されてしまったのかもしれません

一番下の根元も切った跡がありますね? ここも腐りが入ってます・・・ まだ一応生きてますがどうなるでしょうか?

ちなみに正しい剪定位置とは?、こちらの樹木医様のサイトがわかりやすいのでリンクさせて頂きました。

グリホサート系除草剤(ラウンドアップ)の実力

なんかラウンドアップの宣伝みたいになってしまいますが申し訳ありません。というのも今年も異常気象で8月なのに10日連続くらい雨模様という「梅雨が戻ってきたのか?」と思うほどの異常事態ですが、当然庭の方もいつになく雑草だらけになっております。

なので先日晴れ間の隙にグリホ系除草剤を撒いたのですが、その後すぐに(30分もしないうちに)結構な雨が降ってきてしまい。「こりゃさすがに薬剤が流れて効かないだろうな~)なんて思っていましたら、予想に反してしっかり効いております(びっくり)

強害雑草ツユクサもご覧の通りヘナヘナになってます。こいつはそこらにポイッと捨てとくと簡単に根付いてしまうのでやっかいですし、根っこにちっちゃい球根みたいなものがたくさん付いてるので抜いても抜いても生えてきます。

芝生の中に生えてる奴も、もうすぐ枯れそうです。芝生内はほんとは手で抜いたほうがよいのですが、夏の庭仕事はただでさえやる気がしないのにこの長雨で雑草だらけだったので、ズボラですが「芝が多少枯れてもやむなし」とばかりに霧吹きでピンポイント散布しました。

ラウンドアップの説明書によりますと最新の製品は散布後1時間経てば雨が降っても大丈夫とうたってますが、ほんとに看板に偽りなしで効くようです。昔の製品は散布後6時間だったそうです。世界で一番売れてる人気除草剤なのもうなずけます。しかし、国によっては発がん性がなんちゃらと言って禁止にしてる国もあるそうです。

農薬の扱いはいろいろ議論されるむずかしい問題ですが便利なのでどうしても使ってしまいますね・・・ ちなみに私はラウンドアップは高くてよう買えませんので安いジェネリック品を使ってます。ジェネリック品の中でもさらに農耕地用と非農耕地用というのがあるのですが、ラベルの成分表を見るとまったく同じ成分なのに価格が倍違ってました(謎)

600円と300円でした。いつもは600円の農耕地用を使うのですがためしに安い非農耕地用を買ってみました。調べたら農林水産省に登録すると農薬扱いになるので農耕地にも使えるらしいですが、お金と手間がかかるので無登録で販売する業者もあるようです。そういったものを非農耕地用(駐車場や道路脇など)として安く売ってるようです。

しかし、制約があって非農耕地用除草剤を農耕地に使うと違法で罰せられるらしいです(もちろん食用作物などへの影響が理由なのはわかりますが)。同じ成分で農耕地用、非農耕地用の区別があるのはややこしくてよくわかりませんが、ようは国のお墨付きがあるかないかの違いなんでしょうね・・・

 300円の非農耕地用は輸入製品で生産国は未記名でした。600円の高い農耕地用でも中国産でしたので多分ほとんど同じブツだと思います(あくまで私の予想です)

とにかくこういったものは「安物買いの銭失い」にならないようによく吟味する必要がありますね~。

ちなみに他のよく見る除草剤として粒状(粉をふりかけるタイプ)のお手軽簡単なものがありますが、あれは土壌残留効果が強く一度ふりかけると三ヶ月くらい雑草が生えてこない強力なものもありますが庭木の下にかけてしまうとその庭木が枯れるおそれもありますのでご注意ください。うちの姉は粉系除草剤を愛用してますが、多分それが原因で庭木が枯れたことがあります。

その点ラウンドアップ系は土壌に染みてもすぐに分解され庭木には影響がありませんので使いやすいわけです(※ラウンドアップマックスロードALⅢという最新製品だけは散布後6ヵ月雑草抑制の持続効果があるようなので注意)。あくまで葉っぱに薬がかかったものだけに効果があります。逆にいうと葉っぱのない茎だけとかだと効果は期待出来ない(弱い)です。なのでラウンドアップは薬剤散布前に雑草を刈るのは逆効果(葉っぱが多い方が効く)と説明しております。

花芽分化期

毎年夏になるとヘロヘロに弱ってしまう西洋シャクナゲですが今年は今のとこ生育旺盛で元気です。来年咲く蕾が早くもたくさん確認出来ます。去年は蕾を虫に食われましたので薬剤を散布しました。

今年買ったベニサラサドウダンですが予想通り暑さでヘロヘロになってます。多分このままだと8月には葉っぱがコゲコゲでほとんど落ちてしまうかもしれませんがとりあえず日陰には避難しないでこのままスパルタでいきたいと思います。しかし弱ってるのですがこいつもしっかり花芽が膨らんできて来年の準備をもうしてます。

こいつは普通のドウダンより蕾が大きくわかりやすいですね。来年地植えしたいと思います。

こいつはニオイツツジという謎のツツジです。多分レンゲツツジ系の交配種だと思うのですがこいつもやはり夏の暑さに弱いですが、今年地植えの奴を鉢で養生して育てたら元気になり蕾もたくさん確認出来てます^^

長いですがまだ続きます。今年衝動買いしてしまったレンゲツツジ、なんとか暑さに耐えてます。蕾もたくさん付けてくれました^^ ちゃんと薬剤散布したのが効果があったのか?しれませんが・・・ 以上、平地の夏の暑さに弱い落葉系ツツジとシャクナゲでしたが、なんとかがんばってくれてます。

お次は科が変わって暑さにも強いツバキの盆栽ですがこいつは蕾形成が早いですね。他はまだはっきり蕾だと認識出来ない品種も多いです。

最後は桜の盆栽(旭山)です。葉芽かもしれませんが多分花芽だと思います。長くなりましたがこのように樹木たちはこの暑い最中、成長を一旦やめて休んでるように見えますが、夏の強い日差しを浴びて光合成をしっかりして来年の養分貯蓄と花芽の準備という重要な仕事をしてるわけです。

多くの樹木たちが大体7,8月中の夏の間に花芽分化という来年の花芽の製作をしてるのですが、上に紹介した樹木たちのようにすぐに蕾という形で確認出来るのもあれば花芽形成は確定しても年末ぐらいまで蕾として確認出来ない種類もあります。

どっちにしろ、この時期に来年の花数はもう確定してしまいますので秋以降なにやっても花数は増えませんし、バサバサと枝先を剪定してしまうと花芽を落とすことになりますので来年花が咲かないとか少ないということになります。

しかし、サリスベリやムクゲなど夏以降に花が咲くものは大概、当年枝に花芽が付くタイプですので秋以降にバッサバサと剪定しても翌年の花に影響しません。

しかし、今年の夏も猛暑っぽいですが、雨だけは適度に降って欲しいものです。去年の8月のこの地の降水量は調べましたら例年の30%ほどしか降らなかった記録的少雨だったらしいです。たしかに8月に3週間ぐらいまったく雨が降らなかったので庭木が心配だったのを覚えています。地植えの庭木は通常降雨だけで水分は足りますので水やりは不要ですが夏だけは注意したほうがよいです。とくに最近の猛暑は危険ですね・・・