梅と松の相性

もうそろそろ梅も終わりの時期ですが、今年は花数がとても多かったです^^ 「夏暑くて降雨が少ないと翌年よく花が咲く」とか言われますが、本当かもしれません。梅だけでなくスイセンも明らかによく咲きました。しかし何事も限度がありますので、最近の異常猛暑は庭木を枯らすまでキツイのでもうちょっと加減してほしいものです・・・

松竹梅という言葉は有名ですが、梅と松ってやはり相性良いと思います。桜と松だと桜が勝ちすぎてしまいます。梅の控えめさが松を引き立てて、単独より綺麗な光景に見えませんか?

白、こいつは父が植えたのでうちに来て50年くらいだと思います。松の添えとして植えたのでこじんまりと育ててます。この人はもっとでかくなりたいみたいで毎年徒長枝が1mぐらいビョンビョン伸びます。

紅白梅と松。いかにも縁起良さそうな感じですが、別に良い事はありません(笑)

良い事はなくても悪い事がないだけで十分ですけどね・・・

後ろの紅梅は植えて10年くらいですがほとんど剪定してなくても結構綺麗な樹形になってくれてます。現在樹高3mぐらいです。このくらいの大きさで維持してくれれば最高ですが、そうはいかないのが植物のいい所?

赤のアップ。花がちっちゃい品種ですが、今年はようやく見栄えがよい感じになりました。

やはり花木は見上げるくらいの大きさのが良いです^^

西日に照らされた庭木たち。ずっと見てても飽きないです(笑)

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柑橘類の剪定

3月になり春めいて来ましたね^^ 柑橘類は暖かい地域の植物でほとんどが寒さに弱いです。種類によって耐寒性はマチマチですがレモンは-3℃ぐらいが耐寒温度です。この辺の地域は氷点下になるのは稀なので柑橘類を地植えしてもよほどの寒波が来ない限り、無難に冬を越します。

ですが、こいつはレモンなのですが見事に葉っぱが落ちて落葉樹のようになってます。パッと見た瞬間「これは枯死してるっぽいな~」と・・・ ちなみに寒さではなく去年の異常猛暑と8月の記録的少雨が原因だと思われます。 自分的にはレモンは柑橘の中でも樹勢が強く、丈夫ってイメージだったので意外でした。レモンはいろんな種類があるので一概には言えませんが・・・

レモンは地中海性気候の「夏暑くて雨が少なく、冬暖かく雨が多い」地域が好きな植物です。

なので夏の暑さには強いはずですが、昨今の日本の夏は油断出来ないということですね。特に柑橘類は水切れに弱いタイプが多いので去年の8月は3週間ぐらい雨が降らなかったのでこんな状態になったのだと思います。地植えでも2週間を目安に雨が長らく降らない様なら水をやったほうが無難です。やる時は表面がちょろっと湿る程度ではなく、たっぷりと嫌ってほどあげれば1週間ぐらいはもつと思います。

近くでよく見ると、生きてる枝も結構ありました。暖かくなってきたら新芽を吹いてくれるとよいのですが・・・ 樹木って何百年も生きる種類も多いし、人間なんかより生命力があるので一度根付けばそうそう枯れないと言いたいのですが、最近は結構枯れてしまいます。ほんとに恐ろしい異常気象です。

もう一つ、こちらは八朔だったかな?こいつは元気でした^^

上の方は届かないと言うことでコンパクトにしました。

こちらのお宅様は柑橘類が三本ありましたが、西側に植わっておりました。風水的には西は黄色が吉で西に柑橘を植えると金運が上がると言われてます。

なのでうちも西に花柚子を植えておりますが、今のところ貧乏なままです(悲)やはりちゃんと働いて金を稼ぐしかないです(そらそうだ)

柑橘類の苗はカーマや憩いの農園でたくさん売ってるので、お庭に植える方多いと思いますが、トゲが凄い種類が多いので、地植えでデカくなりすぎると結構大変だと思います。こちらのお宅様は広いのでよいですが、鉢植えでも育てられるそうなので鉢でコンパクトに育てるのも良いかと思います。

※3/16追記 

上の方に一個だけ残ってた八朔?をいただいたのですが、甘くてとてもおいしかったです。こういう大きいみかん類はイメージ的にはすっぱくて薄皮も堅いってイメージだったのですが、薄皮もやわらかくて一緒に食べれるくらいでした、ごちそうさまでした^^

植木屋はこういう自然からのお土産が多いのも良いところです! 

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ウバメガシ 剪定

よく見るウバメガシの玉仕立てです。植木屋でこいつの剪定が好きな人は少ないのではないでしょうか?こいつはこのように徒長枝がビョンビョン伸びてほんと成長期は見苦しいし、備長炭になるくらいなので枝は堅いし、内部にほこりや枯れ葉が溜まって目やのどをやられるしであまり好きではないですね~。今、植える人はほとんど居ないと思われますが、なぜか昔は流行ったんですかね? たしかに剪定するとわりと風格が出て恰好いいですが・・・

バリカンで一気に刈れれば簡単ですが、徒長枝が太くて堅いので鋏で抜いてからじゃないと厳しいです。それにめんどくさいですが、太い徒長枝を元から抜かないと年々枝が混み混みになって結局手間がかかるようになっていきます。

しかし、こいつはそういう手間をかけても結局毎年びょんびょん徒長枝が出たりしますね~。イヌマキの玉仕立ての場合は太い徒長枝を元から抜く一手間をかけると翌年、徒長枝が減ってくれますが・・・

今年の異常な猛暑と降雨不足で上の方の葉っぱがこのように半枯れ状態ですね。しかし枝は枯れてないので来春は元気よく新芽が出てくると思います。

下の方の葉はこのように健康です。上の方から萎れたり枯れるのは水切れの場合が多いです。

あと、この虫が大抵付きます。クリオオアブラムシだそうです。徒長枝に群がってますね。

ウバメガシの場合、虫でむしろ樹勢が弱まったほうが楽でいいですが、なんともないです。

今年の猛暑でどこのお宅様も結構影響が出ております。こちらもカシが一本全枯れ。サツキツツジ類が部分枯れ等々。 しかしサツキツツジは枯れてるように見えて意外と枯れてないことが多いです。

こいつも良く見ると、枯れ枝に見える枝から新芽が吹いてます。来春復活すると思います。

これがイヌツゲやキャラボクだとほぼ枯れてますね。最近部分枯れがめちゃくちゃ目立ちます。ツツジのが強いと思います。

話変わりますが、中山美穂さんが亡くなられてしまいましたね・・・ 私同世代でファンだったのでとてもショックです。ミポリンの歌がラジオから流れてくると青春時代を思い出してとても心地よいです。多分、私の世代は多くの人がそうだと思います。それほどの大スターでした・・・

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記録的猛暑で街路樹が枯れまくり

まだ残暑厳しいですが、朝夕はさすがに涼しくなり地獄の8月よりはかなりマシにはなってます。今年は名古屋の猛暑日年間日数が40日と最多更新だそうです。この連日の猛暑でも厳しいのに今年は梅雨明け後から8月末の台風まで一か月ほどまとまった雨が降らなかったので、「そら枯れるわな~」という感じですね。地面がカラカラすぎて八月は水道から出る水が生ぬるくなかったですか?

通常なら日に当たってる部分の水道管の熱い水が抜けたら冷たくなるもんですが、今年の8月はいつまで経っても水がぬるいままでした。多分水道管の埋まってる地下層もカラカラに乾燥してたからだと思います。

ここは西尾市某所の道路で、街路樹はクスノキですが、100mくらいの範囲で7本ほど枯れてました。生き残った奴より枯死した個体のが多かった気がしました。

これは根元の写真。ひこばえも枯れてます。完全に枯死してますね・・・

以前、伐採されてもひこばえがわらわら生えてきて復活する街路樹のクスノキの記事を載せたのですが、あれはこの道路沿いに生えてる奴でした。あれほど丈夫なクスノキでも今年の猛暑と雨が降らないダブルパンチで死んでしまいました。やはり雨(水)は非常に重要ですね。

せめて二週間に一日はまとまった雨が降らないとこの猛暑では地植えの樹木たちは厳しいと思います。特に街路樹は狭い植桝に植えられてて、かつ毎年キツイ剪定されてますので、一日中太陽光に樹体も根元も照らされるのでヘトヘトになるんじゃないですかね?回りはアスファルトの熱波反射だし・・・

せめて枝葉がもっと繁ってたら根元を自らの葉っぱで日陰に出来るので乾燥防止になるのですが、電線や道路にはみ出ると良くないということでバサバサ切られてしまいます。

こういう風に幹の下からわさわさ生えてくるのは上を剪定しすぎということです。

この通りは最終的に全部伐採されちゃうような気がします。強剪定されてリョロヒョロの樹ばかりで、もはや街路樹の役目になっておりません。

同じ場所でも、ツツジの植栽帯に植えられてるクスノキはまったく枯れてませんでした。樹木の根元は地面むき出しよりこのようになんか植わってた方が乾燥防止になって良いという証拠ですね~。

こいつはヤマボウシ、葉っぱが半分枯れてますが生きてます。もう9月なのでほぼ大丈夫ですが、これが8月で雨が降ってなかったら水をやったほうがよい状態です。

最近また暑くて雨が降ってないので表面はカラカラですが、8月末に一週間くらいまとまった雨が降りましたので根を張ってるあたりは水をしっかり保水してると思います。

なんか紅葉っぽいですが、半分枯れてる状態です(紅葉はもっと先ですから)

これが意外と来年のツボミがたくさん付いてました。ハナミズキも今時期になるともうツボミが確認出来ます。植物ってキツイ環境で死にそうになると子孫を残そうとがんばるので花数が多くなったりします。夏暑くて雨が少ないと来年花数が多くなるとも結構言われます。

話は変わりますが、お米がめちゃくちゃ高いですね(笑)なんも考えずに安くて常にあって当たり前のお米のありがたさが判りました。これは農業従事者を増やすいい機会ではないでしょうか?猛暑で作物不足も予想されるし、なにか良い方向へ向かうといいのですが・・・

私も冬の閑散期はなんか作物でも作りたいと思いますが、農家ってたしか簡単にはなれないんですよね?畑借りて趣味で作る分には問題ないようですが、畑持ってる知り合いも居ないし・・・ 趣味で野菜作ってる方にたまに貰うのですが、スーパーのよりとてもおいしく、作ってる方も若くて元気なので、「やはりよい趣味だな」と思います。

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雑草のように勝手に生えるユリ(タカサゴユリ)

鉢の中から「タカサゴが生えてるな~」と思ってたのですが、「一輪だけなので花咲かすか~」って感じで今咲きました^^ こうやって見ると結構綺麗ですね。真夏に咲く花は貴重だし、お盆の花として重宝しそうです。勝手に生えてくるのでタダですし(笑)

タカサゴユリはテッポウユリと似てますので間違えやすいですが、大きな特徴が花びらのこの薄紫の筋です。テッポウユリにはこれがなく真っ白です。あとテッポウユリは6月頃が花期なのとタカサゴユリよりかなり小型です。タカサゴユリはデカイと胸の高さぐらいまで伸びますがテッポウユリは背丈50cm~1mくらいとかなりちっちゃいです。

あと大きな特徴はタカサゴユリは他のユリより葉っぱがかなり細いので、慣れるとほんとにすぐ「あ、タカサゴ生えてる(抜かないと!)」って判別出来ます。

これは、お客さんの畑に生えてた奴ですが、こいつは筋が入ってなく真っ白ですね?多分、タカサゴとテッポウユリの交配雑種だと思います。

ほっとくと種が飛んでこんな感じでどんどん増えてきます。増やしたくなかったら抜くか花後にすぐ切ってしまいましょう(繁殖率は結構すごいです)。お客様宅もタカサゴ発生率はかなり多いのですが、お好きな方は「切らないでそのままにして^^」という方も居ます。

私はこいつはあまり好きではなく速攻駆除対象だったのですが、一輪だけだったので咲かせてみました。ここは畑なので良いですが、庭でここまで増えるとかなりうっとおしいので適度に抜いたほうが良いとは思いますし、繁殖力が旺盛なので国としては要注意侵入植物のようです(強い外来種は在来種を駆逐してしまうので) 個人的にもタカサゴユリは発見したら抜いたほうが良いと思います。

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