なんだか、最近ラウンドアップ(グリホ除草剤)撒いた後も枯れない雑草があるな~と気付くことないですか?調べたら、ラウンドアップを定期的に何年も撒いてると耐性が付く雑草が出てくるとか・・・ 年間除草管理で三年くらいお邪魔してるとこで、やたらこいつが目立ち始めたので、これはおかしいと調べたら答えがわかりました。ラウンドアップに耐性が付く雑草の代表選手がこのオヒシバです。全部が枯れないわけではなく耐性型オヒシバになるとラウンドアップが効かなくなるんです。
こいつの他にはセイタカアワダチソウ(オオアレチノギク)など数種にも耐性が付くようです。セイタカ系の雑草はただでさえラウンドアップを濃いめ(20倍くらい)にしないと枯れないので大きくなったら刈ったほうが早いですね・・・
しかし、このオヒシバはペシャンコのロゼット型なので刈りにくいし、刈ってもほんとに速攻で元に戻ってしまいます(速すぎ!)
ということで、他に効く除草剤を調べた結果、こいつらがコスパが良いと思います。
他にザクサ、バスタというホムセンにも売ってるグルホシネート(ランドアップはグリホサートなので似てて紛らわしいですが)も耐性型オヒシバに効くのですがグルホシネートは上だけ枯らして根までは枯れないので堤防や田んぼの畔向きの除草剤です。
値段も高いし根まで枯れないのはちょっと・・・ということでこのナブ乳剤を発見しました。こいつはイネ科植物主体に効果が高い除草剤です。他の広葉雑草には効かないようです。なのでイネ科以外の作物畑とかに全散布出来るので便利です。ナブ乳剤も500mlで3000円ぐらいして高いですが、希釈倍率は500倍くらい薄くてもよいらしいのでコスパは悪くないです。
こないだ花穂が付いてる巨大なオヒシバ畑に300倍で撒いたのですが2週間後見に行ったら全部は枯れてなかったですが、半分くらい枯れてました^^
あと左の芝生用除草剤シバゲンも初期の小さいオヒシバなら効きます(デカイのは厳しい)シバゲンは雑草の種の発芽もある程度抑えてくれるのでかなり優れものです。ただ、両者とも枯れるまでの期間が長い遅効性です。(枯れるまで二週からから4週間ぐらいかかる)
あと両者とも庭木回りに撒いても庭木を枯らすとかの影響はないので(ラウンドアップと同じで土に除草効果が滞留しない)ので安心です。
ただシバゲンは調べると「庭木回りもOK!」と言うとこや「撒いてはダメ!」というとこや情報がはっきりしてませんが、私の使った感想では庭木にはまったく影響しません。ただ種の発芽を抑える効果があるのであんまりジョウロで庭木の根の張ってる土中深くまでは撒かないほうが無難です。あと植えたばかりの若い木の回りとかも。噴霧器で薄く地面で撒くだけならまったく問題ないと思います。
さらにシバゲンのいいとこは希釈倍率が10000倍と超薄めでも効くことです。最近は10l噴霧器にラウンドアップとシバゲン1gの混合液を撒いてますが、明らかに一か月後の雑草の繁り方がおとなしくなってます。しかし、あまりに最強混合除草液を定期的に撒いてると自然の抵抗する力は強いので、また新たな耐性型雑草が出てくるかもしれませんので、なるべく通常はラウンドアップ単体で、雑草が酷いとこには混合液とか使い分けるようにしてます。
害虫もそうですが、同じ薬剤ばかり使ってると耐性が付いて効かなくなります。なので何種類か薬剤でローテーション散布をしたほうが良いと言われてます。
しかし、自然の力はすごいですね・・・
















