伐採した樹木の個性

仕事で伐採した丸太やら太枝が結構たまったので写真を撮ってみました。西尾クリーンセンターは直径10cm以上の丸太、幹枝等は受け入れ不可(太い丸太等は焼却炉で完全に燃えないのと再利用するための粉砕シュレッダーでも粉砕不可能)なので、このように家に一時保管して、たまったら業者さんへ持ってくのですが、お客さまに薪が欲しい方がいらっしゃったので筋トレがてら薪割りしようと思ってます。

真ん中はセンダンです。こいつはめちゃくちゃ成長早くて1年で2mぐらい伸びてしまいますので庭木にするのはかなり無理があるのですが、実生で勝手に生えてきたそうです。かなり綺麗なのでお客様と相談して、手に負えなくなったら伐採するということでそれまで剪定でどうにかやっていきましょうか?ということで残してますが、どうなるか?私も手探り状態です・・・ しかし、幹肌も綺麗ですね・・・

上、庭木の王者モッコク。下はトベラです。 庭木の王者と言われてますが今じゃ誰も見向きもしないただの葉っぱの木でしかありません。これを好きな方はかなり通です。私は大好きです(笑)残念ながらお伺いするお宅様でちゃんと手入れしてあるモッコクに出会ったことがありません。松ほどではないですが小枝が多くて手間がかかります。松は手間がかかる樹木としてメジャーなのでどこもちゃんと手入れしてますが、モッコクはほとんどが刈り込みされちゃってますね。

で、枝葉が混みすぎてモッコクハマキ虫の餌食になってボロボロになってる見るも無残なモッコクちゃんが多いです。 今年ちゃんとハサミで手入れしたお宅様が「なるほど~ これが本来のモッコクなんだね~」なんて感動しておりました^^

正直、長年刈り込み仕立てしてた木を一回やそこらですぐかっこよくはならないのですが、それでも例年よりかなりマシにはなったということですかね?

ちなみに下のトベラは切るとかなり臭いです、ハッカのようなスーッとする匂いに似てますが、それを臭くした感じで、手袋に匂いがいつまでも残ったりします・・・

モッコクは材の色も王者級です。こいつだけ材が赤?オレンジ?っぽくて異質ですね。まるでトップジンを塗ってるように見えますがかなり綺麗なのでこいつは処分せず残そうと思ってます。

こいつはカリンです。幹肌(樹皮)がかなり綺麗なので捨てずに残しました。幹肌の綺麗な庭木と言えばサルスベリ、ヒメシャラ辺りは有名ですがこいつもなかなかのものです。

カリンはナシやボケと近い種類だと思います。実の形がよく似てます。カリンの実は香りがとても良いですが、生食には向いてないので、果実酒やジャム向き。のど飴なんかにも配合されたりしてますね?

柿です。柿はそこらに生えてるので判断しやすいですが、樹木に興味ない方(ほとんどの方は興味ないと思いますが(笑)はこんだけそこら中に生えていても「あれなんの木?」って感じだと思います。柿は樹皮が上のようにごつごつと細かい割れ?シワがあるのですぐ判別出来ます。 しかし上の二枚の写真はたしか同じ木だったと思うのですが、太い幹はシワがかなり目立たなくなってますね?やはり太るとシワが伸びるのですかね?

これは朽ちて白骨化してる樹木ですが、このように白くなるのを盆栽用語ではシャリ、ジンとか呼ばれてて、わざとこのように仕立てて時代の長さや古さを演出するのです。

が、人間の手で加工すると結構不自然ですからやはり自然にこのように朽ちた感じはかっこいいです。こういうのは綺麗に洗って磨けばオブジェとかに使えます。

人生いろいろ、樹木もいろいろ・・・

薪割り結構大変かも・・・

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