竹の伐採、駆除

これ、3、4年前くらいに見たときはちょろっと生えてるくらいだったのが、ちょっとした竹林みたいに増えてました(恐)。品種は多分、斑入りの大名竹だと思うのですが、細身で背丈が5mくらいまでしか伸びない、園芸向きの品種のようです。

竹の恐ろしさはこの繁殖力です(笑)なので「地植えは絶対にすべきではない」と言われる筆頭の植物です。しかし、私は和風好きなので竹は結構好きですし、この品種はかなり綺麗だと思います。竹を育てたい場合は鉢植えで育てるかorどうしても地植えしたい場合は根域制限が必須です。根域制限とは植物の根っこが必要以上に横に伸びないように、土にコンクリなど硬い壁で囲ってしまうことです。

竹のように地下茎が広がって繁殖する植物には有効です。地下壁が深ければ深いほど根の広がりを防げますが、あまり深いと掘るのが大変だし、浅いと根っこが壁を潜って広がる恐れがあるので難しいとこですが、竹の場合は概ね50㎝ほどの深さで壁を設置すれば良いようです。

竹は和風の料亭とかに合うので結構植わってると思いますが、大概ブロックに囲われた植枡に植えられてると思います。地下茎がアスファルトをぶち破るほどの力はないと思いますが、割れ目があったら生えてくるかもしれません。あと畳ぐらいなら突き破ってしまうと言われますよね?(ほんとかどうか不明ですが・・・)

一番背が高いのでも4mぐらいなので竹の中ではかわいいもんですが・・・

子供がかくれんぼするには最高の隠れ場かもしれません(今の子はかくれんぼするのかな?)

竹林の中って妙に癒されるというか落ち着くと思うのですがどうですか? 私は旧西野町小学校出身なのですが、隣に実相寺があって、そこに大きな竹林があったのですが、すごい落ち着く場で「ずっとここで遊んでたい」と思ってたような記憶が・・・

剪定鋏で切れる太さなので切るのは簡単ですが、切ったブツを運ぶのが大変。竹は軽いので力はいりませんが、長いので狭い場所を運ぶのが結構ストレス・・・

しかし、この竹、ほんと綺麗だな~、ちょろっと貰って鉢で育ててみたいですが、やめとこう・・・

半日ほどで終了しました^^ こいつはかわいい品種なので私一人で手におえましたが、これが真竹や孟宗竹なら無理でしょうね・・・ 

竹は地下茎が生きてるかぎり、すぐに生えて復活してしまうので地際で綺麗に伐採してもゴミの量が増えるだけで効率悪いな~と思い、こんだけ残して、ラウンドアップ10倍液をたっぶり噴霧してみました。1週間後にどんな感じになってるか?見てみます。枯れ具合によっては再散布します。いくら竹でも何度もグリホ除草剤をかければ枯れるはず・・・

最近は放置竹林がそこかしこにあって結構問題になってるようです。昔は日本人にとって、かなりの有用植物だった竹も今では完全に悪者になってしまいました(なんかかわいそうです)

竹の子はおいしいし、竹垣も風情があって最高にかっこよいと思いますが、いかんせん竹林管理は大変だし、する人がいません。

需要と供給のバランスが崩れるとどうしてもそうなってしまいますね・・・

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背の高いマキの生垣を低くする

ちょっと作業したあとの画像ですが、高さ230㎝くらい、奥行きも相当分厚い年代物のマキの生垣。長さもそうとうあって毎年この生垣だけで2日かかり、体力の消耗も著しいということで施主様が気を使っていただき、「中村さんがやりやすいように低くしていいからね」ということで強剪定の適期が来ましたので入らせていただきました。

「そろそろ春」という暖かくなってくる3月後半は樹木の強剪定の最適期です。太枝をバサバサ切ったり、葉っぱがスカスカになるくらい切っても、寒さで枯れ込む心配もなくなり、樹体内に一番養分を蓄えてる時期なのですぐに元気な枝葉が繁り回復しやすい時期です。

施主様と相談の結果、男性の目線が丁度遮れる高さ170㎝にしました。当たり前ですが、かなり明るくなりました^^ 年代物の生垣の強剪定なので多少天端がガタガタですが、また繁ってくるのですぐ綺麗になると思います。

何十年レベル(下手すれば樹齢100年くらい?)なのでそこらの生垣レベルの太さではありません(笑)

こんなデカブツが生垣を支えておりました~(直径20㎝)

切った後の天端はこんな感じです。強剪定なので当たり前ですがこのようにスカスカになります。生垣の内部は日が当たらないので葉っぱが繁らず、いざ小さくしようと思っても出来ないことが多々あります。カイヅカイブキは骨状態にすると枯れてしまいます。マキは針葉樹にしては胴吹きするほうなので天端を切断したことで内部まで日が当たるようになりますので新芽が吹いてくると思います。しかし、こういう強剪定は時期を間違うと枯れるおそれがあるので注意です。真夏や真冬はやらないほうが無難です。

巨大なマキの壁、私は「グリーンモンスター」と呼んでました・・・ めちゃくちゃ疲れますので(笑)

これで普通のかわいい生垣になり。今年の秋は1日で終えることが出来そうでとてもうれしいです!

高い生垣のがプライバシーは確保出来るでしょうが、圧迫感もあるし、庭が薄暗くもなるし、僕的にはこの高さのが管理もしやすいし明るくなって良かったと思います。ここまで幹が太い生垣を低くする大改造は超大変なのでなかなか重い腰が起きませんでした、今回なんとか出来てホッとしました^^ 

ゴミの量は思ったより少なくすみましたが、軽トラぎゅうぎゅう満タンで7杯、剪定ゴミ重量計1トン越えでした~。うちは軽トラしか持ってないのであれですが、こういう大仕事は2tトラックをレンタルしたほうがコスパ&効率よいのか、どうなのか? 次への課題にします。

お疲れさまでした~

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柑橘類の剪定

3月になり春めいて来ましたね^^ 柑橘類は暖かい地域の植物でほとんどが寒さに弱いです。種類によって耐寒性はマチマチですがレモンは-3℃ぐらいが耐寒温度です。この辺の地域は氷点下になるのは稀なので柑橘類を地植えしてもよほどの寒波が来ない限り、無難に冬を越します。

ですが、こいつはレモンなのですが見事に葉っぱが落ちて落葉樹のようになってます。パッと見た瞬間「これは枯死してるっぽいな~」と・・・ ちなみに寒さではなく去年の異常猛暑と8月の記録的少雨が原因だと思われます。 自分的にはレモンは柑橘の中でも樹勢が強く、丈夫ってイメージだったので意外でした。レモンはいろんな種類があるので一概には言えませんが・・・

レモンは地中海性気候の「夏暑くて雨が少なく、冬暖かく雨が多い」地域が好きな植物です。

なので夏の暑さには強いはずですが、昨今の日本の夏は油断出来ないということですね。特に柑橘類は水切れに弱いタイプが多いので去年の8月は3週間ぐらい雨が降らなかったのでこんな状態になったのだと思います。地植えでも2週間を目安に雨が長らく降らない様なら水をやったほうが無難です。やる時は表面がちょろっと湿る程度ではなく、たっぷりと嫌ってほどあげれば1週間ぐらいはもつと思います。

近くでよく見ると、生きてる枝も結構ありました。暖かくなってきたら新芽を吹いてくれるとよいのですが・・・ 樹木って何百年も生きる種類も多いし、人間なんかより生命力があるので一度根付けばそうそう枯れないと言いたいのですが、最近は結構枯れてしまいます。ほんとに恐ろしい異常気象です。

もう一つ、こちらは八朔だったかな?こいつは元気でした^^

上の方は届かないと言うことでコンパクトにしました。

こちらのお宅様は柑橘類が三本ありましたが、西側に植わっておりました。風水的には西は黄色が吉で西に柑橘を植えると金運が上がると言われてます。

なのでうちも西に花柚子を植えておりますが、今のところ貧乏なままです(悲)やはりちゃんと働いて金を稼ぐしかないです(そらそうだ)

柑橘類の苗はカーマや憩いの農園でたくさん売ってるので、お庭に植える方多いと思いますが、トゲが凄い種類が多いので、地植えでデカくなりすぎると結構大変だと思います。こちらのお宅様は広いのでよいですが、鉢植えでも育てられるそうなので鉢でコンパクトに育てるのも良いかと思います。

※3/16追記 

上の方に一個だけ残ってた八朔?をいただいたのですが、甘くてとてもおいしかったです。こういう大きいみかん類はイメージ的にはすっぱくて薄皮も堅いってイメージだったのですが、薄皮もやわらかくて一緒に食べれるくらいでした、ごちそうさまでした^^

植木屋はこういう自然からのお土産が多いのも良いところです! 

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ウバメガシ 剪定

よく見るウバメガシの玉仕立てです。植木屋でこいつの剪定が好きな人は少ないのではないでしょうか?こいつはこのように徒長枝がビョンビョン伸びてほんと成長期は見苦しいし、備長炭になるくらいなので枝は堅いし、内部にほこりや枯れ葉が溜まって目やのどをやられるしであまり好きではないですね~。今、植える人はほとんど居ないと思われますが、なぜか昔は流行ったんですかね? たしかに剪定するとわりと風格が出て恰好いいですが・・・

バリカンで一気に刈れれば簡単ですが、徒長枝が太くて堅いので鋏で抜いてからじゃないと厳しいです。それにめんどくさいですが、太い徒長枝を元から抜かないと年々枝が混み混みになって結局手間がかかるようになっていきます。

しかし、こいつはそういう手間をかけても結局毎年びょんびょん徒長枝が出たりしますね~。イヌマキの玉仕立ての場合は太い徒長枝を元から抜く一手間をかけると翌年、徒長枝が減ってくれますが・・・

今年の異常な猛暑と降雨不足で上の方の葉っぱがこのように半枯れ状態ですね。しかし枝は枯れてないので来春は元気よく新芽が出てくると思います。

下の方の葉はこのように健康です。上の方から萎れたり枯れるのは水切れの場合が多いです。

あと、この虫が大抵付きます。クリオオアブラムシだそうです。徒長枝に群がってますね。

ウバメガシの場合、虫でむしろ樹勢が弱まったほうが楽でいいですが、なんともないです。

今年の猛暑でどこのお宅様も結構影響が出ております。こちらもカシが一本全枯れ。サツキツツジ類が部分枯れ等々。 しかしサツキツツジは枯れてるように見えて意外と枯れてないことが多いです。

こいつも良く見ると、枯れ枝に見える枝から新芽が吹いてます。来春復活すると思います。

これがイヌツゲやキャラボクだとほぼ枯れてますね。最近部分枯れがめちゃくちゃ目立ちます。ツツジのが強いと思います。

話変わりますが、中山美穂さんが亡くなられてしまいましたね・・・ 私同世代でファンだったのでとてもショックです。ミポリンの歌がラジオから流れてくると青春時代を思い出してとても心地よいです。多分、私の世代は多くの人がそうだと思います。それほどの大スターでした・・・

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電線に触れてる高木の伐採

草刈りでお邪魔したところ、この樹が気になったのでお客様に「電線に触れてるので切ったほうがいいですよ?」ということで追加の仕事となりました。これ以上高くなると私では危なくて手に負えません。蔓植物が電線に絡まってなかったのでよかったです。あと一年もほっとくと電線に絡まってプロに頼むと数万レベルかかってしまいますので、ほんと良かったです。

これ樹木はアブラギリなのですがそれに絡まってるアレチウリがめちゃくちゃやっかいです。こいつはヤブガラシがかわいく思えるほど半端じゃないほどの成長力とツルの丈夫さを持ち合わせてます(堅いとこはほとんどロープ)ちなみに侵略的外来種です。この樹は推定7,8mぐらいですが頂上までなんなく絡まって樹全体を覆ってしまってます。ここまですごいツル植物はなかなかないんじゃないでしょうか?

うちは4mの二連はしごしか持ってないのですが、なるべく上の方で切らないと危険です。登れそうだったのですが、ちょいと厳しいということで開業当初に買った6mの林業枝打ち用のモンキーラダーというはしごを初出動させました(笑)これ3万5千円ぐらいして結構高かったのですが、ようやく使う機会に恵まれました^^

大分、上の方まで届きました^^ 7m級の二連か三連ハシゴのが扱いやすいかもしれませんが、今はなんでも値段が高くなってるのと重量が20㌔とかかなり重いので買うか迷っております。このモンキーラダーは10㌔ちょっとなのでとても軽いです。ただ6mあるので立てる時バランス保つのが厳しくて狭いとこで気を抜くと倒してぶつけてえらいことになりそうです。

あと普段は2mの棒三本に分かれてて収納と運ぶのは便利ですが組み立てるのがめんどくさいのと、ほとんど垂直に立てないと連結部分が折れそうで怖いです。

なんとか無事終わりました。お客様が「根元から伐採は忍びない」ということで半分残しております。一時間くらいかかってしまいました。ツル植物がハンパなかったですね~。切断してもツルが絡まって途中でぶら下がってしまってイライラしました(笑)

にしてもほんとに電線にギリギリ触れるか触れないかぐらいなので私にも出来ましたが、上の方はほんとにちゃんと確認してから仕事しないと大惨事になりかねませんのでこういう仕事はあまり安請け合いしない方が良いと思いました。

なんにせよ無事仕事が終わって感謝です。

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