新芽が赤いツバキ

大分過ごしやすくなったのか植物たちがまた元気になってきました^^これは西洋ツバキのナイトライダーという種類なのですがごらんのように新芽が綺麗な赤色(というかあずき色)をしています。うちの他のツバキやサザンカは普通に新芽も緑なのでこいつの異色さが目立ちます。

このように新芽が赤く色づく植物は少数派ですがめずらしくもないですよね?有名なのはベニカナメモチ(レッドロビン)、ツバキ科のモッコクも新芽が赤味を帯びてますよね?バラやカエデ類もそうですが落葉樹のが多いような気がします。

なんでこうなるのか調べましたら新芽はやわらかく弱いので強い太陽光に破壊されるのを守るためにこのよう赤く(アントシアニンで防御)してるらしいです。じゃあ、多数派の緑の新芽の植物は?っていうとアントシアニン以外の防御物質を備えているらしいです。

こちらはおなじみのハツユキカズラです。こいつの新芽は異色のピンク色ですが元気に新芽が伸びてきて綺麗ですね^^

真夏の水遣り 鉢土温度

前からやりたかった実験をやってみました。8/20西尾市(晴)午後2時、気温34度

この日は午前中はわりと曇りが多く鉢はカラカラってほどではないですが表面は乾いてて中はまだ湿ってる状態のゴールデンクラッカーが植わってるプランターを直射日光の当たる所で実験しました。地中温度は34度と外気温と同じですね。

鉢底から流れるくらいに水をたっぷりやった直後の温度です。温度計にも水をかけてしまったので外気温も下がってしまいました(笑)鉢土温度は32度まで下がりました。ちなみに表土から3cmほどしか刺してませんのでより深いとこは当然ですがもっと低い地温だと予想されます(計ってないのであくまで予想です)

そのまま45分ほど放置して午後3時の状態です。外気温、地温ともに34℃ですね。

その後プランターを日陰に移して10分後ぐらいなんですが、ここでちょっと意外な結果?

日陰なので気温32度まで下がったのですが鉢土温度は34℃のままです。私は学者でもなんでもないのでよくわからないのですが、どうも地温のが温度変化がゆるやかなようですね(ようは熱を保ちやすいんですかね?)

そっから約1時間後の午後4時です。気温(日陰)31℃、地温32℃でした。

使った温度計はこんな感じです。便利ですねこれ^^

ついでにメダカ水槽の水温も計ってみました。もう日陰になってますが日中はガラス水槽の方は日当たりガンガンです。水鉢(正しくは火鉢なんですが)の方は上に五葉松があるのでかなり日陰です。

ガラス水槽の方は日陰気温31℃に対して水温34℃とまだ冷めてないないですね~。水鉢の方は水温31℃と外気温と変わらず、やはり陶器のが熱を遮断するようです。

長くなりましたが最後までお読み頂いてありがとうございます。私は真夏の水遣りなんですが鉢がカラカラなら真昼でもやりますね。よく「夏の昼の水遣りは鉢内がお湯になるからダメ」って言われますけど それで枯れたことはありませんし、葉水も「レンズ効果で葉っぱが焼けるのでダメ」とか言いますけど焼けたことありませんので・・・

花の色の話

植えっぱなしのフリージアが今年も咲いてくれました。4年目?ぐらいだと思います。しかし買ったときは20球入りで赤白ピンク紫といった色も混ざってたのですがなぜか生き残ったのは黄色だけです。球根類は植えっぱなしでも毎年咲くものと堀上げたほうがよいものがありますがフリージアは後者になります。めんどくさいのでそのままにしときますがチューリップもそうですがこのように咲いてくれる場合も多々あります。

こちらは植えっぱなしのチューリップ(二年目)です。

で、色の話になりますが自然界に一番多い花の色は何か?といいますとやはり黄色らしいです。一般的に人間の手が加えられた園芸種より原種のが強いので=(イコール)黄色の花の固体は他の色より丈夫なんではないかと思ってます。

ちなみに日本の自生植物で多い色は白と黄色で約3割づつ(計約6割)占めてるらしいです。次いで青、紫、ピンク系で約2割、意外だと思われるかもしれませんが赤系の花の自生種はツバキなど数えるほどしかないそうです(へ~)

そう言われてみると赤花の草木って他に何があったかな~?と悩んでしまいます。本霧島ツツジも多分、自生種だと思うのですがあれも真っ赤に花を付けますね。ちなみに日本人に一番なじみ深いと思われるソメイヨシノは園芸種なのでその桜色は上記の順位には入ってないと思われます。

樹木の治癒力

おもしろい写真がみつかったので載せてみます。上の写真は5年前に1,000円で買った黒松の盆栽です。

針金が巻いてあるのは盆栽ではめずらしくないのですがずっと放置してると幹枝に食い込んでしまいます。さらに放置すると木に飲み込まれてしまいます。

針金が飲み込まれる寸前なのを強引に取り除いた後の画像です。当時、「この傷はちょっと厳しいな」と思ったのですが、5年経ちなんとか傷がふさがりつつあります。

ちなみに傷口が一周ぐるりと回ってるわけではなく水の通り道が僅かながら繋がってるから上の部分は枯れなかったのです。

お次は庭木の黒松の強剪定後の太枝の癒合の進み方を見てみましょう。上の写真は2年前の2018年4月末にみどり摘みを兼ねて太い枝を切った時の画像です。かなり強引な切り方ですね(汗)

2年後の下の枝

こちらは微妙なところ、右からは傷が巻いてますね。

2年後の上の枝

こちらは駄目(失敗)ですね。まったく傷口が治ってません。こういう切り口は見た目が悪いのはもちろん、将来腐りが入る可能性もあるわけです。この傷口は水がたまらないので大丈夫っぽいですが・・・

ここも結構強引な切り方してますが、よい感じに傷が巻いてますね^^

これが一番ベストな癒合の仕方です。切り口から綺麗に傷が巻いてますね~。これは適切な位置で枝が切れた証拠です。

ちなみに適切な位置とはブランチカラーと枝との境目です。くわしくは「ブランチカラー」と検索してみてください。

松の場合、切り口から松脂が染み出てくるので癒合剤は塗らなくてよいと思いますが心配なら定番のトップジンMとかを塗るのもよいと思います。一般的に塗ったほうが傷の治りが早いです。

ちなみに太枝を切った時に時期や樹種によっては切り口から水が吹き出る場合があるのですが、トップジンは水を止める力はありません。大概自然に止まります。

樹勢の強い木ならほかっといても大丈夫ですが弱ってる木は太い枝は切らないほうが無難です。切った場合は癒合剤を塗ってあげてくださいね。