口紅みたいなツバキの蕾

タイトル通りです。西洋ツバキのナイトライダーという品種です。ピカピカで質感もそっくりじゃないですか? これだけツヤツヤしてるってことは蝋物質が豊富っぽいですね?

植物は自身を保護するために蝋物質を分泌します。身近なものではりんごやブロッコリーなどなど みかん類の皮もそうですね。洗おうとすると水をはじきますよね?

うちの父はりんごを見ると「見た目よくするためにワックスかけてるからベトベトする」とか普通に言いますが、私は別に反論しません(笑)昔の常識はそうだったのかもしれません。父が無知なだけのような気がしますが・・・

ツバキはサクラと違って地味ですが春の間、長いこと咲いてくれます。咲く前に剪定して透かしたのですが、そうしたほうが綺麗に見えますね。花が多すぎても風情がないということに気付きました・・・

キリシマツツジ(盆栽) 植え替え

植え替えシーズンですが、こいつでほぼ終わりそうです。毎年1日2日で一気にやってたのですが、すんごい疲れるので今年はちょっとずつ日に2、3鉢ずつとかやってましたが楽でした。しかし忙しい方はやはり休みの日に一気にって感じでやるしかないですよね?

植え替えは楽しいのとめんどくさいのが織り交ざった作業ですね・・・

根張り。

育てて4年?ぐらいですが今年は初めて満開になりそうなぐらい蕾が付いてます^^

しかしこのキリシマツツジ(ミヤマキリシマ?)は葉っぱが小さいのでほとんどサツキと区別がつきませんね?咲く時期はたしかツツジと同じ時期だったような気がするのでツツジだと思います。サツキもツツジも、ようは一緒の部類(ツツジ属)のようですが咲く時期で呼び分けてるようですね?

ツツジ類は酸性を好むので鹿沼土を大量に入れます。

表土がカチカチだったので水通りがかなり悪かったと思います。綺麗に耕しました^^

ツツジの根っ子はとても細いです。一般的に太い根より細根のが水を吸いやすいのでツツジ類は移植が容易なんでしょうね?

切った根っ子

綿(コットン)までふわふわとはいきませんが近いものがあります。

ツツジ類は乾燥を嫌いますので一回り大きな鉢に植え替えました^^ 

植え替えたばかりの新品の鹿沼土は輝いて綺麗です^^

真柏(盆栽) 植え替え

7年ぐらい育ててる真柏です。2年ぶりの植え替えです。

根っ子はこんな感じ・・・

根張りはこんな感じ・・・

カマでバスンと半分ぐらい落とします。根かきで根をさばいてから切る方も多いと思いますが

時間もかかりますしめんどくさいので私はいつもこんな感じで大胆に切ってしまいますが、特に生育に問題ないので大丈夫だと思います。なにより、生育旺盛な樹種で何年ぶりとかの植え替えだと根をほぐすのに(というかガッチガチでほぐせない)ひと苦労しますのでこっちの方が楽で手っ取り早いです。

但し、根張りを見せたい上根は発掘作業のように丁寧に根を出していきます。

切り取った根っ子の土を落とすとなんかフカフカでざぶとん?鍋敷きに使えそうです(笑)

終了です^^ 鉢も一回りちっちゃいのに替えました。駄温鉢から盆栽鉢に替えましたがやっぱりかっこいいですね^^

足元の根張りもいい感じで張ってきてます。まだ幹が細いのでシャリは入れてませんが、古い皮を剥いただけでも結構かっこよくなったような気がします・・・

7年前の写真です。秋なので葉っぱが青々してこっちのが元気よく見えますがやはり細いですね~。こいつはたしか2000円しなかった(1800円ぐらい?)と思いますので、盆栽ってコスパの良い趣味だと思いませんか? こんな値段で一生?楽しめるのですから・・・

大物黒松盆栽の改作&植え替え

8年前?ぐらいに1,000円で買った黒松なんですが、去年上の方の枯れが目立つし、デカくて邪魔だし、将来性もなさそうなので思い切って赤線の場所で切りました。

こんな感じで1年経ち、植え替えしたいと思います。去年は植え替えしなかったので2年か3年ぶりの植え替えとなります。今回は前から気になってた根元の絡んだ根をしっかり捌こうかと思います。

こいつは買った時から根っこがぐるぐる巻きになってたのですが、どっしりしてて安かったので買ったのですが、根元はコケで誤魔化してる感じで来たので今回しっかり捌きます。

ピンセットで土とコケを削っていくと全貌が見えてきましたあちらこちらに根が・・・

別角度の方はもうごちゃごちゃでわけわからんことになってます(笑)やはり安いのにはわけがありますね・・・ 自分の根で自分を絞めてしまうのを「巻き殺しの根」と言うそうですが、その名の通り樹にはあまりよくないようです。

これはこれで迫力があるという見方もあるかもしれませんが、なんか団子状で気になるので今回バサバサと太根を切りました。ちょっともったいない気もしますが・・・

今日は暖かかったのでついでに植え替えもしました。当たり前ですが根っ子はガチガチでひどいもんです。白く見えるのは松特有の現象で菌根菌と言う共生菌です。松はこいつのおかげで痩せ地でも丈夫に生育出来るようです。

ちなみにマツタケは赤松の共生菌ですが、最近取れなくなった原因なのですが、昔は赤松林の枯落ち葉は冬にかき取って燃料にしてたのですが、現在は石油などがありますのでもう松葉は必要なくなりそのまま松林に堆積して土地が肥沃化したのでマツタケが生えにくくなったと言われています。

普通は土地が肥えたほうがよくなると思うのですがマツタケに関しては痩せ地のが良いようです。不思議ですね。植物はそうやって住み分けして生存競争に生き残る知恵をしぼってるわけです。

鉢も少し小さめにします。

パンパンですね。もうちょい削らないと入りません・・・

上から見るとトグロを巻いた根っこがボコッと膨らんでるのがよくわかりますね・・・

終了しました^^ ちいさくコンパクトに根元もすっきりして自分的にはうれしいです^^

こぶを切り取ってすっきりスタイリッシュに・・・

別角度。この膨らみも元々は根っ子だと思います。長年放置でこんな感じに・・・

これはさすがに切らないで放置しました。

四方すべての角度から撮りましたが、一番下の角度が一番マシですかね?

根張りは盆栽においてかなり重要ポイントなので、やっぱりちゃんとさばかないとダメですね・・・

ばっさり切って1年ですが、傷跡はいい感じに巻いてますね^^

松は松脂がカサブタのような役目をしてるんでしょうね。

盆栽にカイガラムシ

かなり遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m  

5年ぐらい育ててるモミジの盆栽ですが、昨日剪定してた時、よく見ると・・・

ちょっと解りづらいですが、はじめ「こういう樹皮なんかな?」と思ったのですがじっくり見るとどうもカイガラムシっぽいような・・・ 今年は紅葉時に葉がチリチリになったのはこいつらのせいかもしれません。

電子顕微鏡でアップにしてみますとやはりカイガラムシのようです(名前不明)この電子顕微鏡はネットで3000円ぐらいの激安品でわりと楽しいのですが、手ブレでうまく写真が撮れないのであまり使ってませんがたまに使うと便利ですね^^

お次はピラカンサなのですが、こいつには大分前からカイガラムシが付いてたのは知ってたのですがあまり大事にしてないので放置してました。丈夫なピラカンサでもカイガラが付くと樹勢が弱るようで葉っぱの色がとても悪いですね・・・

このすっごいちっちゃい粉みたいなカイガラムシはうちの盆栽によく付きますが結構やっかいです。よく見ないと気付きにくいですし、普通の薬剤では効きにくいし樹勢がてきめんに悪くなります。

モミジに付いてる奴とはあきらかに種類が違いますね。こっちは細長いボディしてます。脱皮した殻が茶色でよくわかりますね^^

さてどうするか?といいますとこの時期はやはりマシン油が最強だと思いますのでそうしようかと思います。ほんとは常緑樹にはあまりかけないほうがよいのですがピラカンサは枯れてもよいので実験も兼ねて濃くかけようかと思います。

モミジの方は枯れてほしくないのでもうちょっと後にかけたいと思います(太枝を剪定したばかりなので・・・)

しかしモミジはほんとに目覚め?が早いです 年が明けてから剪定したら切り口から水が吹いてきました(枯れはしませんが、モミジは水が止まりにくいので樹にはあまりよくないと思います)太枝は落葉後~年内に剪定したほうが良いようです。