ヨシ原の草刈り

ヨシ(葦)の草原です。ヨシズや茅葺屋根(白川郷とかのあれです)の材に使われたりします。茅葺の「かや」はススキやヨシ、チガヤなどの総称です。ちなみに茅葺に稲わらとかも使えそうですが、稲は油分が少なくて水を吸収してしまうので茅葺には向かないそうです。

こういう場所はいろんな雑草が混在した荒れた空地と違って見た目も悪くないし生き物のパラダイスなので個人的にはあまり刈りたくありません(笑)が仕事なので致し方ありません。

ヨシはアレロパシーといって他の植物を寄せ付けない力があって自分だけの群落を作れるのでこのように綺麗な単独のヨシ原となるようです。ちなみにセイタカアワダチソウもそうなんですがあっちは侵略的外来種で見た目も風情がないので躊躇なく駆除しますが・・・

むかしはヨシやススキの原っぱがそこかしこにあって子供の遊び場になったものです。私も秘密基地とかよく作りました^^ 

途中経過。2mぐらいあるので結構大変ですね・・・ ヨシは湿地を好むみたいで、実際地面は水たまりがそこかしこあって水はけが悪いかんじ(元田んぼかな?)で半湿地帯でした。

アシナガバチの巣がありました。奇跡的に発見出来て刺されずに済みました(笑)

他に鳥の巣があったのですが気付かずに刈ってしまいました。悪い事してしまってすごい罪悪感です・・・ やはりこういう場所は生き物に最高の場所なんでしょうね・・・

半日ほどで終了しました^^ こういう場所は今じゃ貴重?な良い自然なのでほんとは無理に刈らないでもいいと個人的には思うのですが、今は田畑でさえ雑草を綺麗に刈ってないとクレームが来たりする世知辛い世の中なので致し方ないですが・・・ どんどん広がっても迷惑になりますしね・・・

これで一年でどうなるんですかね?また当然ヨシ原として復活するとは思うのですが、もうちょい背丈が低かったら維持管理が楽なんですけどね・・・

お客様ともお話ししたのですが、「こういう場所は下手に除草剤で枯らすと植生が変わってやっかいになるかもしれないので刈るだけで様子を見ましょう」ということにしましたがどうなるでしょうか?

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