電線に触れてる高木の伐採

草刈りでお邪魔したところ、この樹が気になったのでお客様に「電線に触れてるので切ったほうがいいですよ?」ということで追加の仕事となりました。これ以上高くなると私では危なくて手に負えません。蔓植物が電線に絡まってなかったのでよかったです。あと一年もほっとくと電線に絡まってプロに頼むと数万レベルかかってしまいますので、ほんと良かったです。

これ樹木はアブラギリなのですがそれに絡まってるアレチウリがめちゃくちゃやっかいです。こいつはヤブガラシがかわいく思えるほど半端じゃないほどの成長力とツルの丈夫さを持ち合わせてます(堅いとこはほとんどロープ)ちなみに侵略的外来種です。この樹は推定7,8mぐらいですが頂上までなんなく絡まって樹全体を覆ってしまってます。ここまですごいツル植物はなかなかないんじゃないでしょうか?

うちは4mの二連はしごしか持ってないのですが、なるべく上の方で切らないと危険です。登れそうだったのですが、ちょいと厳しいということで開業当初に買った6mの林業枝打ち用のモンキーラダーというはしごを初出動させました(笑)これ3万5千円ぐらいして結構高かったのですが、ようやく使う機会に恵まれました^^

大分、上の方まで届きました^^ 7m級の二連か三連ハシゴのが扱いやすいかもしれませんが、今はなんでも値段が高くなってるのと重量が20㌔とかかなり重いので買うか迷っております。このモンキーラダーは10㌔ちょっとなのでとても軽いです。ただ6mあるので立てる時バランス保つのが厳しくて狭いとこで気を抜くと倒してぶつけてえらいことになりそうです。

あと普段は2mの棒三本に分かれてて収納と運ぶのは便利ですが組み立てるのがめんどくさいのと、ほとんど垂直に立てないと連結部分が折れそうで怖いです。

なんとか無事終わりました。お客様が「根元から伐採は忍びない」ということで半分残しております。一時間くらいかかってしまいました。ツル植物がハンパなかったですね~。切断してもツルが絡まって途中でぶら下がってしまってイライラしました(笑)

にしてもほんとに電線にギリギリ触れるか触れないかぐらいなので私にも出来ましたが、上の方はほんとにちゃんと確認してから仕事しないと大惨事になりかねませんのでこういう仕事はあまり安請け合いしない方が良いと思いました。

なんにせよ無事仕事が終わって感謝です。

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アジサイはどう剪定すべきか?

アジサイの剪定って今一よくわかりませんよね?いろんな品種があるのでいい意味で教科書通りにいかない品種も結構あります。今春びっくりしたのは、4月の中旬にしっかり伸びきったアジサイ2株が結構デカくて邪魔だったのでお客様と相談して「今年の花は諦めて小さくする」という剪定をしたのですが、これが先日お伺いしたところ、両方とも見事に花がたくさん咲いてました(笑)

私の身長より大きいぐらいのアジサイだったと思うのですが、半分ぐらいに結構切りました。これはもうアジサイは当年枝に花が付くタイプがあるということだと思います。アナベルという品種は当年枝に花が付くめずらしい品種として有名なのですが、よくありがちな普通のアジサイに見えたので他にも当年枝に咲くタイプがあると思います。

他にも去年の秋以降にバサバサ剪定したアジサイが先日見たら、見事に満開に咲いてたというパターンもあったので品種によって、結構咲いてくれちゃうのが多いんじゃないか?と思ってます(とくに西洋アジサイは)

もちろん秋以降に剪定してまったく咲かなかったという教科書通りのアジサイも多々あるのですが・・・

うちのガクアジサイ(ダンスパーティー)は花後、地際まで切っても毎年たくさん咲いてくれます。こいつは大きくなるのでこれが一番楽です。来年、ためしに春にばっさり剪定して咲くか?ためしてみたいと思います。

すっきりしました^^ 後ろにアーモンドが植わってますので正直アジサイは邪魔なのです・・・

アップはこんな感じ。何も考えずに地際で切ればいいだけなので楽だしスペースは空くしでいいことずくめです^^

ということで大きくなりすぎて困ってるが花は見たいと思ってる方も一度、深く切ったり、時期外れに切ったりいろいろためしてみてください、意外と咲いてくれたりするかもです。

アジサイは意外と大きくなるのでたまにはバッサリ切ってしまったほうがいいと思います。アジサイは丈夫なのでめちゃくちゃ切ってもよっぽど生えてきます。枯らしたくなかったり、心配な方は半分だけ剪定するとか、ちょっと加減して剪定するとかいい塩梅を探ってみてください。

アーモンドの実が10個くらい成ってました^^ 去年まではヘロヘロで弱々しかったのですが、今年は樹勢が強いです。しっかり根付いてくれたようで将来楽しみです^^

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サクラ(ソメイヨシノ)の剪定

ビフォー・アフターを見ると「ほとんど変わってないじゃん!」って突っ込みが入りそうですけど二回りぐらいはちっちゃくなりました。桜は一般的にはあまり剪定しないほうが良いと言われてますが、庭に植わってますと限界がありますので今回剪定という方向になりました。

私も正直、桜の剪定はあまりというかほとんどしたことがないので詳しい事は解りませんが、桜は間違った剪定や太い枝を切ると腐りやすいので、とりあず基本に沿って癒合しやすい適切な剪定位置で切ってトップジンを塗っときました。あまり太い枝は切ってないのでほぼ大丈夫だと思います。

落葉樹の剪定は葉っぱが落ちてからの冬季が適期ですが桜はとくにそれを徹底したほうが良いようです。葉っぱが繁ってる春夏の成長期に剪定すると切り口から腐りが入りやすいようです。

太い枝や間違った位置でブツ切りしますと、切り口から無数の徒長枝が出て樹形がめちゃくちゃ乱れます。街の桜を見るとそういう個体が意外と多いですね・・・

桜は大きくなって道路や電線にかかるので小さくしようとそういう大胆な切り方をしてしまいがちですが、いっきに小さくしてしまうと切られた分を取り戻そうと無数の枝がぴょんぴょん伸びて収集つかなくなります。ですので可能なら加減しながらの弱剪定のが樹があばれないと思います。街路樹の場合は切らないと通行の妨げになるのでしょうがありませんが・・・

夏に「枝が邪魔だから」と言って自己流でバスバスに切られたソメイヨシノを見たのですが、切られた分を取り戻そうと必死に芽を出した結果、異常な胴吹きで毛むくじゃらのとてもかっこ悪い形になっておりました。葉っぱの色も悪いし、弱ってると思います。やはり教科書通り夏の剪定は辞めた方がいいです。

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強風時の高所作業はめちゃくちゃ危険

画像はまったく関係ありませんが、キンカンを剪定がてらたくさん頂いたので載せました^^

この時期、ゆずやキンカンがたくさん手に入るので風邪予防になるのか?開業以来4年ほど風邪をひいておりません。

今日は朝から寒くて北西の風がかなり強くてめちゃくちゃ仕事がやりづらく「こりゃ日を改めたほうがいいかな?」って思うくらいの強風でした。しかし、金土と雨で日程が押してましたので帰りたくても帰れない状況なのでやりましたけど(笑)

家に帰って天気予報を見ると、「なるほど仕事がしづらかったわけだ」と納得の風速8~9mでした。突風なら風速10m超えてたでしょうね?この時期は北西の風6mぐらいはザラですが9m超えはそんなにないと思います。6尺の脚立でも風で体が煽られて怖かったので10尺ぐらいだと多分無理だったと思います、というかやらないほうが良いですね。事故率が相当高いです。

今日のニュースで静岡の方で死亡事故があったようです。強風で煽られての転落で作業員の方がお亡くなりになりました(ご冥福をお祈りします)

外仕事はあらためて危険と隣り合わせだと感じた日でした。皆様もくれぐれもお気を付けくださいませ。

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ナンテン(南天)の剪定、実がならない原因は?

モサモサの南天。ナンテンは繁殖力が強くて庭によく勝手に生えたりします。一般的にはスカスカして向こうが透けて見えるぐらいが風情があって良いです。こいつはトトロみたいに毎年ボッサボサになります。

古株で根が広がって樹勢の強い個体は下からワサワサ生えてきてこのように混み混みになってしまいます。この手のタイプには苦労します。ハサミで切れないこともないですが、そうとう握力を使い疲れます。地際までいくと太くてハサミでは切れないのでノコで切るのですが、ここまで混んでるとノコがうまく中に入らないので仕事しづらいですね~。

しかし、今年は先日投稿したケブテックの電動剪定バサミがありますのですんごい楽でした^^ ほんといい買い物しました^^ これくらい間引くと足元がすっきりして良いと思います。

剪定ゴミも結構な量出ます。ナンテンの剪定は脚立が要らないので手軽にできますが、個人でやる場合はゴミの処分のが大変ですね・・・

ビフォー・アフター。 すっきりしました^^

ちなみにこの人はあまり実付きがよくなかったです。ナンテンの実がならない原因で検索すると大概が「花時期が梅雨と重なるので雨で花が落ちてしまうから」と説明されております。それも一因ではあるとは思いますが、あとは「鳥に食べられる」、「植え場所が悪い」、「その個体の性質」等が考えられると思います。

南天は一般的には半日陰ぐらいが良いと言われてますが、日陰に耐えますので建物の北に植えても全然へっちゃらで生育します。逆に、一日中日当たりガンガンな場所でもまったく問題なく生育もします(写真の子はまさにそうです)。日当たりによる実の付き方の差もある思います。理想は半日陰ぐらいが良いと思いますが、日当たりガンガンな場所でも北側でも実付きの良い個体もあるんですよねこれが・・・

なので、結論は「もうその個体の性格としか言えない(いいかげんすぎ)」ような気がします。

なぜかというとお客様宅の南天の傾向を見ると、毎年たわわな奴は毎年たわわだし、実付きの悪い奴は毎年実付きが悪いからです(その場所の環境の差も当然あるのですが)。

あとはぼっさぼさになる樹勢の強いタイプは実付きが悪いような気がする。ほんとに気がするだけでなんの確証もないですが・・・

あとは意外と過酷な環境のが実を付けるかもしれません。庭木が枯れる前に異様に花を付けることがありますが、それは自分が死ぬ前に最後の力を振り絞って子孫を残そうとするからです。

あと、このように株立ち状でひこばえで更新するタイプの樹木は古い枝と若い枝を定期的に更新したほうがよいと思います。どうしても若いひこばえばかりバサバサ切って古い枝を残すような剪定になりがちなので・・・

よくありがちなのが、このように枯れた花軸?だけ残って実が一個も付いてない寂しい光景・・・

ほんとなんでこうなるんでしょうかね?

こいつは白実ナンテン。こいつもあんまり実が付いてない・・・

実付きはよくないですが、すっきり剪定してあげればかっこよいです。

ナンテンは日本のお正月にはかかせないですね^^

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