竹垣の台風対策

台風7号が接近してますので、心配なので補強しに行ってきました^^

ラティスフェンスを竹垣(建仁寺垣)にリニューアル | 中村園芸・西尾市の小さな植木屋さん (nakamura-engei.com)

↑今年の年初に作らせて頂いた竹垣なのですが、南裏側の立子に結構黒ずみ?カビ?が目立ちました・・・ 西側の方は結構綺麗なままなので、雨と植栽の湿気でこうなったのだと思います。竹垣って通常は塗料は塗らないと思うのですが(塗るんですかね?)、「竹用の透明塗料塗った方がよかったかな~?」なんて思いました・・・ これは次回の参考になりました。

釘やビスで留めると支柱に穴が開いてみっともなくなるので控え柱を一本シュロ縄で縛りましたが、強度的にはビスのが強いでしょうかね? めちゃくちゃ風当りの強い場所での平面的な板塀とかならしっかり台風対策しとかないと倒れるかもしれませんが、このような短いタイプで、しかもL字なので「このくらいでまあいいかな?」って感じでやりました(いいのか悪いのかわかりませんが)

根元はこんな感じ。 これもいいのか悪いのかわかりませんが・・・

家のコンクリ基礎があるので、そんなに深く刺さってませんが、逆にコンクリが壁となって支柱を支えてる感じとなっております。

台風で倒れないことを祈ります・・・

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つる植物に侵略された生垣の手入れ

マキの生垣ですが結構荒れてますね^^ つるがマキを伝ってカキの木まで登って一面つるの壁と化してます(笑)

つる植物はほんとやっかいです。成長が早くて生命力もすごいので切っても切ってもすぐ伸びてきます。庭木に絡んでる場合は除草剤もかけれないので、うまい具合にほどいて丸めて地面に置いて濃いめに除草剤をかけてやると結構枯れます。それでも根まで根絶するのは結構大変でコマめにやらないとなかなか枯れませんね~。

こういう場所は蚊や蜂の大好きな場所で、アシナガバチに二回刺されました(痛)これが同じ巣の奴ではなくて二か所巣があってそれぞれに両手を刺されました。温厚な私でもさすがにブチ切れて(笑)お客さんにキンチョール借りてプシューっとやってしまいました。

アシナガは害虫を食べてくれるので普段はスルーするのですが、近づくたびに集団でこっち向かってきて仕事にならないのでスプレーしました。夏時期のハチは一番警戒心強くて攻撃性が高くて危険です。みなさまもご注意くださいませ。

草刈りもしました。 これで気持ちよく車を止めれますね^^

チップソーって値段の幅がかなりあるのですが、安いチップソーは石に当たるとすぐチップが飛んでしまって使い物にならなくなりますね・・・ たまには高いの買ってみようかな~?

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ヨシ原の草刈り

ヨシ(葦)の草原です。ヨシズや茅葺屋根(白川郷とかのあれです)の材に使われたりします。茅葺の「かや」はススキやヨシ、チガヤなどの総称です。ちなみに茅葺に稲わらとかも使えそうですが、稲は油分が少なくて水を吸収してしまうので茅葺には向かないそうです。

こういう場所はいろんな雑草が混在した荒れた空地と違って見た目も悪くないし生き物のパラダイスなので個人的にはあまり刈りたくありません(笑)が仕事なので致し方ありません。

ヨシはアレロパシーといって他の植物を寄せ付けない力があって自分だけの群落を作れるのでこのように綺麗な単独のヨシ原となるようです。ちなみにセイタカアワダチソウもそうなんですがあっちは侵略的外来種で見た目も風情がないので躊躇なく駆除しますが・・・

むかしはヨシやススキの原っぱがそこかしこにあって子供の遊び場になったものです。私も秘密基地とかよく作りました^^ 

途中経過。2mぐらいあるので結構大変ですね・・・ ヨシは湿地を好むみたいで、実際地面は水たまりがそこかしこあって水はけが悪いかんじ(元田んぼかな?)で半湿地帯でした。

アシナガバチの巣がありました。奇跡的に発見出来て刺されずに済みました(笑)

他に鳥の巣があったのですが気付かずに刈ってしまいました。悪い事してしまってすごい罪悪感です・・・ やはりこういう場所は生き物に最高の場所なんでしょうね・・・

半日ほどで終了しました^^ こういう場所は今じゃ貴重?な良い自然なのでほんとは無理に刈らないでもいいと個人的には思うのですが、今は田畑でさえ雑草を綺麗に刈ってないとクレームが来たりする世知辛い世の中なので致し方ないですが・・・ どんどん広がっても迷惑になりますしね・・・

これで一年でどうなるんですかね?また当然ヨシ原として復活するとは思うのですが、もうちょい背丈が低かったら維持管理が楽なんですけどね・・・

お客様ともお話ししたのですが、「こういう場所は下手に除草剤で枯らすと植生が変わってやっかいになるかもしれないので刈るだけで様子を見ましょう」ということにしましたがどうなるでしょうか?

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シマトネリコ 剪定

ご存じシマトネリコです。一時期、常緑樹にしては涼しげでかっこいいということで大ブームになり新しいお宅には大概これが植わってる感じの期間がありましたね?しかし、成長力がすごすぎて管理が大変なのと観賞価値のない花が散るのがうっとおしく、秋には種が大量に出来て、こぼれ種で雑草のようにやたら生えてくるのでうんざりしてる方が増えてるのも現状です。

こちらのお宅様は推定5mぐらいですかね?今回半分くらい?にさせて頂きました。 これでも長年放置してるわけではなく二年ほどだと思います。ほっとくと10mぐらいまでいきますが。宅地は狭いのとそこまで放置してるのは稀なのでせいぜい二階の屋根ぐらいで収まってる個体が多いですかね?シマトネリコは一年でめちゃくちゃ伸びますが枝数は粗いので剪定自体は楽です。毎年剪定すれば涼しげな姿を維持できます。樹勢が強いので今時期剪定しても年内までにまたボサボサにはなりますが、花が散るのや、種で増えるのがうっとおしい場合は今の花期に剪定するのがよいと思います。

街を見ると綺麗に管理されてるシマトネリコちゃんは案外少ない気がします。ありがちなのはよく伸びるからといって、ブッツブツのカリカリのほぼ丸裸に剪定してるパターンですかね?ああいう剪定は逆に木が暴れて良くないです。樹勢の強い木を間違った強剪定をすると、切られた分を取り返そうと爆発的に伸びる場合が多いです(体力のない木は弱って最悪枯れたりします)、管理を楽にしようと思ってるつもりが逆効果ということになるパターンが多いです(しかも見た目も悪いですし)

まず、しっかりと正しい剪定で骨格を作り、毎年適度な切り戻し&透かし剪定をすればそんなに暴れないはずです(環境や個体にもよりますけど)

そうすれば涼しげで良い感じに木陰も出来るし今の住宅に合うんですけどね(だから人気になったのですけど)

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約二年ぶり 黒松の剪定

正確には一年八か月ぶりです。今年の新芽がまだ開ききってなく棒状ですが、秋まで放置するとさらにボサボサ加減がプラスされます(笑)樹木は葉っぱが財産なので剪定せずにいると、環境にもよりますが概ね樹勢が乗ってきて成長の勢いが増していきます。この人も今年のみどりの長さがかなり長いですよね?これが去年の秋に剪定していたらここまで長く伸びなかったと思います。

途中経過です。剪定したとことしてないとこの違いがわかると思います^^

お客様に「小さくしてほしい」と言われましたが、「針葉樹は小さくするのに限界がありますが、出来るだけやってみますね~」とお伝えしてギリのとこまでバサバサと切り戻し、混んだ枝をそうとう抜いていきます。こういう剪定の仕方は意外と楽です。なんも考えずに限界点で切ればいいだけなので・・・ しかし一応は骨格やシルエットを見ながらかっこ悪くならないように剪定します。

ビフォー・アフターです。

めちゃくちゃすっきりしましたね^^ ちゃんと古葉取りもして半日で終わりました~

しかしこの時期の古葉取りは、まだ新芽が固まってないのでやさしくやらないと懐のちっちゃい芽がポロポロと取れてしまうのでこわいです・・・ まあ成長期なので、多少取れてしまっても秋冬と違ってまた芽吹いてくる可能性が高いのでそこまで神経質になることもないですが・・・

今日思ったのは、松は果たして素手で手入れするのとゴム手袋でするのとでは、どっちが仕事がしやすいか?という疑問なのですが、通常のやり方や教科書では「松の葉もみは繊細な作業なので素手でやるべき」というのが常識ですし、昔の親方とかは素手以外は認めなかったようですが、僕的にはぴっちりフィットしたゴム手袋のがやりやすいと思いました。

というのも今日は最初は素手でやってたのですが、どうも古葉が落ちにくい、なのでゴム手してやってみたら、これがゴムのグリップが効いてポロポロと葉っぱが落ちやすいんです。これはどうも時期的に今の成長期のが秋冬より葉っぱがしっかり付いてるから素手でやりにくかったんだと思います(個人の感想です)

私は通常MサイズですがSサイズの手袋でぴっちりフィットした奴だと仕事がしやすいです。

まあでも松は個体と環境でかなり性格が違います(弱弱しい奴とか樹勢の強い奴とかいろいろです)のでその都度臨機応変に対応するのが良いですかね?

個人的には松は素手でやると松脂で手がベトベト真っ黒になるのであまり好きではないです(剪定は大好きな樹種ですが・・・)

職人失格発言ですね・・・

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