約二年ぶり 黒松の剪定

正確には一年八か月ぶりです。今年の新芽がまだ開ききってなく棒状ですが、秋まで放置するとさらにボサボサ加減がプラスされます(笑)樹木は葉っぱが財産なので剪定せずにいると、環境にもよりますが概ね樹勢が乗ってきて成長の勢いが増していきます。この人も今年のみどりの長さがかなり長いですよね?これが去年の秋に剪定していたらここまで長く伸びなかったと思います。

途中経過です。剪定したとことしてないとこの違いがわかると思います^^

お客様に「小さくしてほしい」と言われましたが、「針葉樹は小さくするのに限界がありますが、出来るだけやってみますね~」とお伝えしてギリのとこまでバサバサと切り戻し、混んだ枝をそうとう抜いていきます。こういう剪定の仕方は意外と楽です。なんも考えずに限界点で切ればいいだけなので・・・ しかし一応は骨格やシルエットを見ながらかっこ悪くならないように剪定します。

ビフォー・アフターです。

めちゃくちゃすっきりしましたね^^ ちゃんと古葉取りもして半日で終わりました~

しかしこの時期の古葉取りは、まだ新芽が固まってないのでやさしくやらないと懐のちっちゃい芽がポロポロと取れてしまうのでこわいです・・・ まあ成長期なので、多少取れてしまっても秋冬と違ってまた芽吹いてくる可能性が高いのでそこまで神経質になることもないですが・・・

今日思ったのは、松は果たして素手で手入れするのとゴム手袋でするのとでは、どっちが仕事がしやすいか?という疑問なのですが、通常のやり方や教科書では「松の葉もみは繊細な作業なので素手でやるべき」というのが常識ですし、昔の親方とかは素手以外は認めなかったようですが、僕的にはぴっちりフィットしたゴム手袋のがやりやすいと思いました。

というのも今日は最初は素手でやってたのですが、どうも古葉が落ちにくい、なのでゴム手してやってみたら、これがゴムのグリップが効いてポロポロと葉っぱが落ちやすいんです。これはどうも時期的に今の成長期のが秋冬より葉っぱがしっかり付いてるから素手でやりにくかったんだと思います(個人の感想です)

私は通常MサイズですがSサイズの手袋でぴっちりフィットした奴だと仕事がしやすいです。

まあでも松は個体と環境でかなり性格が違います(弱弱しい奴とか樹勢の強い奴とかいろいろです)のでその都度臨機応変に対応するのが良いですかね?

個人的には松は素手でやると松脂で手がベトベト真っ黒になるのであまり好きではないです(剪定は大好きな樹種ですが・・・)

職人失格発言ですね・・・

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