梅 開花

まだ、満開ではないですが、うちの紅梅はあまり綺麗じゃないですね~・・・

植えて8年ぐらいですが、庭木としては丁度いいくらいの大きさになりました。もっと大きくしたほうが満開の時見栄えがしますが、剪定がめんどくさくなるのでこの辺で維持しようかな~? 梅はやはり庭木向きの樹種ですね。成長具合が早すぎず遅すぎずで丁度良いです。

下から見上げると結構綺麗。多分、紅千鳥という品種なのですが、花がちっちゃいですね。なので満開でもスカスカ感があって今一なのです。

ツバキも咲いてました。昔はツバキなんてチャドクガ付くし、葉っぱは一年でボサボサになるしであまり好きではなかったのですが、この西日に照らされた一輪見たら、すごい綺麗に見えました^^ 歳取るとこういうのが好みになるんですよね。 お客様の好みの傾向もまさにそんな感じです。若い人はツバキとか見向きもしません(笑)が、ご年配の方はお好きな方が多いです。

若い方で「ツバキ植えたい!」なんて人が居たらすんごい通だと思いますし、めちゃくちゃうれしいです(笑)最近は和風の庭木より洋風の庭木を選ぶ方が多いと思いますが、やはり日本には和のが合うと思います。私が和風が好みってのもありますが・・・

というか本日めちゃくちゃ暖かいというか暑かったですね?ほんとに異常気象です。このツバキも本来遅咲きで4月下旬くらいに咲く奴なんですが・・・ 今週一週間の天気も異常です。

こういうまとまった雨は本来春(3月下旬くらい)に植物の芽出しのために降るような雨で、まだ二月なのにこんなジメジメした雨が降るのはほんとに異常です。温暖化で冬が短くなってますね・・・

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ドウダンツツジ 紅葉

カーマで1,000円ぐらいで買ったドウダンツツジですが、まだ植えて三年くらいなのでちっちゃいですが、綺麗に紅葉してくれました^^ 肉眼だともっと赤いです。

うちにはほかに10年ぐらい植わってるドウダンも居るのですが、そいつは紅葉時期にはもう葉っぱがほとんど落ちてしまって紅葉を楽しめないし、10年も植わってるのにほとんど大きくなってなくて、植え場所が悪いのか?そういう性質なのかわかりませんが、そいつはもう期待できないと思い、もう一株カーマで買ったのですが、こいつは期待できそうです。

ドウダンは他の落葉性ツツジと同様、一日中日当たりガンガンな場所は苦手で半日陰ぐらいが良いと言われてますが、お客様宅で日当たりガンガンどころか西日もガンガンな場所に植わってる奴が居るのですが、そいつはめちゃくちゃでかくて元気で紅葉も真っ赤になるので、場所より個体の性格でも左右されるような気がします。

ドウダンってなんか枝の伸びが弱いタイプと強いタイプの二種類ある気がします。当然ですが後者のが元気で大きくなるような気がします。

これは一週間前ぐらいの写真ですが、「茶色いくて今一だな~」と思ってたので綺麗に紅葉してくれてうれしいです^^ ドウダンは花から新緑~紅葉まで一年中楽しめて、病害虫もほとんどなく、成長も遅く大きくならないので管理が楽でとても優秀な庭木だと思います。だから人気のようでどこの園芸店でも大概売ってますね?  

調べたら植えたのは二年半前でした。サツキの手前のほんとにちっちゃいのがドウダンです。これ見ると結構二年半で成長してますね~。やはりこいつは期待出来そうです。

センリョウ、南天の実が結構付いてて正月飾りに使えそうです。仕事がらお客様宅で南天を間引き剪定することがありますが、実が付いてる枝は捨てないでお客様のご了承を得て頂けたりするのですが、一か月くらい持ちますので生け花に重宝します。買うと意外に高いので他の剪定枝と一緒に捨てるのはもったいないです。

こないだ剪定中に近所のおばさんたちが「この樹なんて名前?この落ちてる枝貰っていいかしら?」なんて聞かれたのですが、剪定してたのはクロガネモチです。実がたくさん付いてて綺麗なのでお茶の生け花に使いたいとのことでした。もちろん「どうせ捨てるのですからどうぞどうぞ好きなだけ持って行ってください」って感じでそのおばちゃんたちも喜んで持って行ってくれました

こういう何気ないことも心がほんわかしてほんとにこの仕事の良さだと思いました^^

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幹が美しすぎるサルスベリ

幹(樹皮)が綺麗な樹木の代表格のサルスベリです。私は花より落葉後の丸裸の時期が一番鑑賞価値があると思います。しかし、サルスベリはちゃんとした剪定してる個体よりいわゆるコブ剪定してるかっこわるい個体のが多いですね?コブ剪定の個体の冬姿は見るも無残としかいいようがないですけど(笑)

なんであんな剪定が流行ったのでしょうか?教科書にもサルスベリは毎年同じ位置で枝をすべて切り落とすとか書いてありますが、「コブから勢いのある徒長枝が出て大きい花が咲く」とか言われてますけど、普通の剪定でもさほど花の大きさに変わりはないと思いますし、花時期も爆発したような樹形でなんとも風情がないと思います。

毎年同じとこですべて枝を切り落とすだけなので一見、剪定が楽そうに思えますが、コブ剪定の個体はとんでもないほどの徒長枝を嫌ってほど出すので(結構太い枝だし)剪定ゴミも大量に出るし、楽ではないです。

個人的にはわざわざかっこ悪くして、成長期はうんざりするほどボサボサになり、樹も不健康になるし、剪定も意外に労力が要るコブ剪定がなぜ流行ったのか謎でしかないです。

あとコブ剪定の個体はカイガラムシやらアリが集って健康状態がよくない奴が多いです。コブ位置のくぼみにアリが巣を作ったりしてますし、樹皮もなんか汚らしくなってたりします。

普通の剪定でも徒長枝は出ますが、コブ剪定みたいに爆発的には暴れません。コブ剪定は街路樹とかなら毎年同じことの繰り返しで経費的にも樹木の大きさ維持的にもありだとは思いますが(冬の姿がかっこわるいですけど、大量の街路樹をすべてちゃんとした剪定をするのは時間とお金がかかりるし、街路樹の場合すべて同じ形のが景観的にも落ち着くような気がする)

樹皮も人間の皮膚と同じで新陳代謝して古い皮は剥がれます。そのままだとみすぼらしいので皮を剥がしてやるとつるつるすべすべのお肌が現れます。松の樹皮(特に赤松)もこそげ落としてやると幹が綺麗になるのですが、現代はそこまで手間暇かけて綺麗にする方はなかなか居ないでしょうね・・・

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異常な陽気で落葉したヤマボウシが再び芽吹く

このヤマボウシ、狭い場所に無理やり植えたので「もう処分しようかな?」なんて思ってたのですが、ちょっと前に「紅葉が結構綺麗だから残すかな~」なんて思った記憶があります。

で、つい先日ふとヤマボウシを見ると、なんかおかしい、「こんな葉っぱあったかな?」そもそも紅葉してたからなんかおかしい・・・

近づいて見るとやはり新芽が吹いてるっぽい。下に落ち葉があったので多分間違いないです。

下の方の葉っぱはツヤツヤして明らかに新しい感じの葉っぱだし・・・

ヤマボウシの葉っぱはビニール質っぽい感じでテカテカツヤツヤしてます

近縁種ハナミズキはそうではないので葉っぱでも区別がつきます

ハナミズキの方はもうこんな感じでほぼ落葉してます。ハナミズキのが樹勢が弱いからだと思います。

これだけ暖かいと折角剪定したのにまた伸びてしまう庭木たちが多いと思います。

昔は10月以降の剪定なら、ほぼ春まで綺麗なままの状態の庭木を維持出来たと言われてたのですが、最近は温暖化で11月でもこんな感じで伸びてしまいめんどくさいことになりますね・・・ 

今年は特に夏の猛暑から異常で観測史上初の連発です。この秋の暑さも観測史上初の夏日連続とか異常らしいです。異常気象で野菜も種類によってかなり高値ですね。

最近は異常気象、物価高、資源高、戦争など、ほんと近い未来は北斗の拳の世界になるんじゃないかと不安になりますね~。それでもまだ恵まれてると感謝して生きてかないとダメですね・・・

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ヒイラギモクセイの香りは上品なキンモクセイ

前回記事で紹介したヒイラギモクセイちゃんが今の仕事現場に居ました(笑)

今はキンモクセイがそこかしこ満開時期ですが、こいつはごらんの通りまだ蕾状態でキンモクセイより開花時期がやや遅いです。超メジャーなキンモクセイやヒイラギと比べるとかなりマイナー樹種ではありますが、実はめちゃくちゃよい香りです。まあキンモクセイと同じ系統なので当たり前っちゃあそうなんですが、こいつはヒイラギとギンモクセイの交雑種です。ヒイラギよりトゲトゲがマイルドなので簡単に区別が出来ます。

蕾だらけで開花が楽しみですね^^ ギンモクセイと同じ真っ白な花が咲きます。

こいつはキンモクセイより樹勢がおとなしいと思います。あんまり伸びてなかったのでうっすら刈り込むだけでせっかくの蕾を刈り込まずに済みましたし管理が楽だと思います。

今時期はキンモクセイの香りに癒されながら仕事が出来て最高です^^ 植木屋は外仕事の肉体労働なので結構疲れますけど、季節を肌で感じられるのが良いです。

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