丸太の皮むき

先日伐採させて頂きました左から黒松とクロガネモチです。両方とも直径20cmほどですが、黒松の方は年輪からの推測で樹齢10年ほどのようです。環境にもよるでしょうがこいつは成長が早いと思います。依頼された方もびっくりしてました。クロガネモチの方は年輪がはっきりわからないのですが20~30年?ぐらいかな~?

木材というとスギかヒノキって感じですが昔は松も結構使ってたようです。木材で多用されてたってことはやはり成長が早いんだと思います。そもそも松も建築木材に適した常緑針葉樹ですからね・・・

さて、この丸太をどうしようか?と考えまして、西尾クリーンセンターは直径10cm以上の幹枝は受け入れ不可なので業者さんに持ち込むか薪割りして10cm以下にするかということになりますが、松の方はまっすぐでなんか捨てるの惜しいな~なんて思いまして、適当にチェーンソーでぶつ切りにしたのですが、とりあえずベンチ代わりに取っておこうかと思います。

クロガネモチの方は皮向いてオブジェに出来ないかな?なんて思ったり思わなかったりですが、とりあえず遊びで皮むきしたいと思います^^

樹木は切ってすぐのが皮がむきやすいようです(水分を含んでたほうがむきやすい)しかし、材木にする場合は基本的に成長期は良くないようで秋冬時期に伐採がセオリーらしいです。

これがおもしろいように簡単にむけてしまいました^^ ちなみにクロガネモチはモチノキ科なので樹皮から鳥もちが取れるようですが、なんとなくそんな感じしますね・・・

丸裸にしてしまってなんかかわいそうな感じになってしまいました・・・

数日乾かしてからグライダーで磨こうかと思います。なんか真っ白すぎて味気ないですね?どうなるかな~? 

松の方は年輪もはっきり見えておもしろいので薄く輪切りにして鍋敷きやコースターにしてお客様に配ろうかな?って思ったんですが要らないですかね?

接ぎ木苗のひこばえをどうするか?(シデコブシ編)

園芸店で苗を購入すると結構な確率で接ぎ木してある場合がございますが、接ぎ木の理由といたしましては、種や挿し木で増やすことが困難な植物を逆にそれらが容易な近縁種に接いで増やす技術ということになります。

バラなんかはほとんど接ぎ木ではないでしょうか?(台木はノイバラ) 現在ではトマト、きゅうりなど野菜苗でも接ぎ木苗が多いようです。2品種の良いとこ取りの苗を作れるそうです。

さてこいつは今春買ったピンクのシデコブシなのですが、とても元気に成長してます^^ で、ご覧のように台木からヒコバエが生えて来ましたので教科書通りに引っこ抜いてしまおうかと思ったのですが、上があまりにも元気なのでそのままにしといたのですが、ヒコバエもこれまた元気で葉っぱを見るとどうも普通のコブシのようです。

台木のコブシ?の葉っぱ(デカイ)

シデコブシの葉っぱ(ちっちゃい)

比較すると大人と子供どころの違いではなく、もう全然大きさ違いますのね~。

一般的に台木のが丈夫な種類が多いので、台木からのひこばえをそのままにしとくと台勝ちといってそのうち台木の植物が優勢になって穂木が負けて枯れてしまったりするようですが、その逆もあるようです(台負け) はっきりとは言えませんが、ソメイヨシノは接ぎ木で増やすのが主のようですが台木(オオシマザクラ?)からソメイヨシノ以外の花が咲いてるのを見たことがないので台負け?してるのでは?と樹木医さんのHPで見たことがあります。

ということでこいつの扱いをどうしようか?と悩んだ結果、両者ともけんかしないようにバランス良く育ててハイブリッドコブシ?として育てようと思ってます。

ピンクのシデコブシと白?のコブシが一つの樹木として競演してたら綺麗じゃないですか?

今のとこ両方とも元気なのでいけそうな気がするんですが・・・

石膏ボード用下地センサー(下地探知機)

なんか最近、通販番組みたいに商品を紹介してばっかなのですが、マイナポイント頂いていろいろ便利グッズを買ったので紹介したくなってしまうのです(笑) 今回のこやつはまったく園芸とは関係ないものですがご了承くださいませm(_ _)m

現代の日本家屋はほとんどが安価な石膏ボードを使用してますが、うちも例にもれずそうです。たまにお客様の昔ながらの木造和風のお家を見ますとやはり「いいな~」と思いますね。

今、あのようなお家を作るとなるとものすごい高額になるでしょうね?話はそれましたが、この石膏ボードの問題点と言えばビス(ねじ)が効かないというのが誰しも思うことではないでしょうか?

こないだ部屋に1×4材で棚を作ったのですが、写真にあるホムセンでよく売ってる石膏ボードアンカー?って言うんですかね?でしっかり固定したつもりでしたが、ご覧のようにある日突然棚が崩落しました(笑)

このアンカーはわりとよく効くのですが、あまり重い重量には耐えられなかったようです。というか石膏ボードごとすこしえぐれて取れましたのでどっちかいうと石膏ボードのがやわで重さに耐えられなかった?ような感じですね?

ということでずっと放置してたのですが、マイナポイントの臨時収入が入りましたので前から気になってた画像の下地センサーを買ったわけです。これが2500円ほどとかなりお求めやすいお値段です^^

使用方法はとても簡単です。ボタン押しながらスライドして下地を探査したら矢印がピーと音と共に光ります。

そのままスライドしてもいいですが、逆方向からやると精度が良いみたいです。鉛筆でしるしつけました幅が10cmもあります。通常の木造家屋の下地の間柱の幅は4cm程度らしいですのでなんか不安を感じますが・・・ 

じつはうちは骨組みが鉄骨造なので構造が違うと思うのですが、こいつは安価な商品ですので下地が木か鉄かは判別出来ません。出来るのもありますが価格が高くなりますので・・・

しるしを付けた真ん中辺りに恐る恐るビスを打ちこんでいくと固いものにあたりました^^

とりあえずこのセンサーちゃんと使えるようです。でもこれ以上入ってかないので「鉄骨なのか?」と思いつつもっと力こめて打ちこんだら入っていきました。

ビスがが効くとこと空回りするとこがあるので若干不安ですが、まあよしとします。

また棚が抜け落ちてもよいようにあんまり物は置かないようにします(笑)

根が回ったまま植えつけるとどうなるか?

上の写真は枯れてしまったローズマリーの根っこです。つい最近伺ったお客様宅で半分枯れてて半分はまあまあ元気っぽかったのですが、一週間後見てみたら完全に枯れてました。

ローズマリーは正直よくわかりません。調べると地中海沿岸原産で乾燥に強いです。逆にジメジメは苦手です。向こうはカラっとした暑さですので日本のジメジメ高湿度は多分苦手です。

しかし、日本でもかなりお馴染みの植物で結構丈夫っていうイメージがありますが、寿命はそんなに長くないような? 一応樹木ですが、日本だとどっちかいうと草花のイメージ。

この子は地植えだったのですがすぐボサボサになるくらい元気でしたのでなんで枯れたのかさっぱりわかりません。

話をタイトルに移しますが、こいつが枯れた原因はわかりませんが、この子は多分植えつけ時に根が回った苗のまま植えつけたような気がします。根鉢の底の根がグルグル回ってますよね?絶対とは言えませんがかなり不自然ですよね?

園芸店で買ってきた苗は根が回って根詰まりしてることがよくありますが、教科書通り根は捌いてから植えないと生育が悪いですね。いつまでたっても新しい根っ子が生えてきません。

根鉢をグルグル回った硬い根が壁となり中から新根が抜け出せないようです。しかし、根をいじられるのが嫌いな植物とかありますし、調べるとそういう植物はそのまま植えるとか書いてあることもありますので悩むとこです。沈丁花とかは植え付け時に根は切らないほうが良いと書いてあります。

一般的に細根が多いタイプの植物はバサバサ切っても大丈夫な傾向が強いです。逆に細根が少なく太根タイプはあまり切らないほうが良いと書いてありますがソテツは多肉質の太根だらけですがバサバサ切っても大丈夫っぽいし、なかなかむずかしいですね・・・

いずれにせよ植物にとって根っこはとても大事なので、地植えする時の根っこの状態はかなり重要ポイントですね。「そんなの関係ねー!」と言わんばかりの雑草みたいに強健な植物は気にしないでもいいと思いますが、通常は根の状態でその後の生育が結構左右されたりするので気が向いたらたまには根をよく見てみてください^^ 植物ってどうしても地上部分しか見ないですからね・・・