竹なし門松の正月飾り

タイトル通りです。今年も年末ぎりに竹を買おうと竹屋さんに電話してみたのですが「売り切れてありません」とのことでした。まあ当たり前っちゃあ当たり前ですね・・・ 何事も早めに準備したほうがよいです(めんどくさがりです)。

しょうがないので去年みたいにうちにある白竹を塗装して作ろうかな?って思ったのですが、なんかめんどくさいし二年連続だと面白みがないので、もういっそ竹なしで作ろうと思ったわけです。調べると門松はいろんなバージョンがあるらしく地方によっても飾り方に若干違いがあるようです。そもそも門松というくらいですから本来は松が主役なはずですが、いつのまにか竹が主役みたいになってきたんじゃないですかね?

ということで「じゃあ竹なくても別にいいよね?」って勝手な判断をして作ってみましたが・・・

やはりこれを門松っていうのは無理があります(笑)まあただの正月飾りですわね。鉢にコモも巻いてないですし。鉢の中は土ではなく花瓶を入れて各々挿してるだけです。この鉢かなりでかいので大量に土が要ります。土代をケチったわけです(貧乏なので・・・)

しかし土なんて入れたら重いし、手間も費用もかかってなんもいいことないです。普通の門松ならそうしますが今年はそうではないので花瓶で十分です。

一番見栄えがする南天はお客様宅で間引き剪定したものを頂いてきました^^ あとは家にあるのものを適当に切って生けただけで、買ったのは葉牡丹だけですので費用は200円で済みました^^ 200円でこれだけ飾れればまあまあじゃないですかね?(自画自賛)

しかし最近は園芸店でいろんな正月飾りセットが売っており、しかも安いので(1000円~3000円)くらい?買ったほうが早いかもしれません。

前、「年末にミニ門松作ってお客様に買って頂けたらいいな~」なんて思ったことがあるのですが、憩いの農園でわずか1500円でかなり立派なミニ門松ちゃんが注文販売しておりました。あれ見て、「こりゃ太刀打ち出来ない、やめよう」と思いました(笑)さすが憩いの農園です。

もう一つ、丸太の整理をしていたらおもしろいオブジェに使えそうなのがあったのでそれに生けてみました^^ 多分柿だと思うのですが、三又に分れた分岐点の真ん中に穴ぽこがありまして、そこが丁度花瓶みたいに使えるわけです。

生きてる樹木ですと樹木の防御層が発達して完全に水を遮断したりします。そうなると雨が降るたびに結構な期間水が溜まる状態になりますので、森の鳥や動物たちの水飲み場になったりするのです。中途半端にジメジメで湿気がこもる状態ですと腐朽菌優勢でどんどん樹は腐っていくのですが、逆に水がこのように溜まるほどになれば逆に腐らないようです。なんで腐らないかは空気が触れないからのようです。

しかし、こいつはもう伐採して死んでるただの木材?なので花瓶状態にはならずちょっとずつ水が染み込んで1日ぐらいしか持ちませんので毎日水の補給はしないとダメみたいです。

年末はおかげさまで忙しくて、疲労がたまって「正月飾りはめんどくさいな~」なんて思ってたのですが、やはり作って良かったです。気分の良さがまったく違います^^

今年も無事終わり大晦日となりました。ちょっとずつですがお客様も増えて充実した日々を過ごせました。2022年も当ホームページへご訪問くださいました閲覧者様、中村園芸をご指名くださいましたお客様、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。皆様がよいお年を迎えますようにお祈り申し上げます。ありがとうございました。m(_ _)m  

中村園芸 中村 勲

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