ナンテン(南天)の剪定、実がならない原因は?

モサモサの南天。ナンテンは繁殖力が強くて庭によく勝手に生えたりします。一般的にはスカスカして向こうが透けて見えるぐらいが風情があって良いです。こいつはトトロみたいに毎年ボッサボサになります。

古株で根が広がって樹勢の強い個体は下からワサワサ生えてきてこのように混み混みになってしまいます。この手のタイプには苦労します。ハサミで切れないこともないですが、そうとう握力を使い疲れます。地際までいくと太くてハサミでは切れないのでノコで切るのですが、ここまで混んでるとノコがうまく中に入らないので仕事しづらいですね~。

しかし、今年は先日投稿したケブテックの電動剪定バサミがありますのですんごい楽でした^^ ほんといい買い物しました^^ これくらい間引くと足元がすっきりして良いと思います。

剪定ゴミも結構な量出ます。ナンテンの剪定は脚立が要らないので手軽にできますが、個人でやる場合はゴミの処分のが大変ですね・・・

ビフォー・アフター。 すっきりしました^^

ちなみにこの人はあまり実付きがよくなかったです。ナンテンの実がならない原因で検索すると大概が「花時期が梅雨と重なるので雨で花が落ちてしまうから」と説明されております。それも一因ではあるとは思いますが、あとは「鳥に食べられる」、「植え場所が悪い」、「その個体の性質」等が考えられると思います。

南天は一般的には半日陰ぐらいが良いと言われてますが、日陰に耐えますので建物の北に植えても全然へっちゃらで生育します。逆に、一日中日当たりガンガンな場所でもまったく問題なく生育もします(写真の子はまさにそうです)。日当たりによる実の付き方の差もある思います。理想は半日陰ぐらいが良いと思いますが、日当たりガンガンな場所でも北側でも実付きの良い個体もあるんですよねこれが・・・

なので、結論は「もうその個体の性格としか言えない(いいかげんすぎ)」ような気がします。

なぜかというとお客様宅の南天の傾向を見ると、毎年たわわな奴は毎年たわわだし、実付きの悪い奴は毎年実付きが悪いからです(その場所の環境の差も当然あるのですが)。

あとはぼっさぼさになる樹勢の強いタイプは実付きが悪いような気がする。ほんとに気がするだけでなんの確証もないですが・・・

あとは意外と過酷な環境のが実を付けるかもしれません。庭木が枯れる前に異様に花を付けることがありますが、それは自分が死ぬ前に最後の力を振り絞って子孫を残そうとするからです。

あと、このように株立ち状でひこばえで更新するタイプの樹木は古い枝と若い枝を定期的に更新したほうがよいと思います。どうしても若いひこばえばかりバサバサ切って古い枝を残すような剪定になりがちなので・・・

よくありがちなのが、このように枯れた花軸?だけ残って実が一個も付いてない寂しい光景・・・

ほんとなんでこうなるんでしょうかね?

こいつは白実ナンテン。こいつもあんまり実が付いてない・・・

実付きはよくないですが、すっきり剪定してあげればかっこよいです。

ナンテンは日本のお正月にはかかせないですね^^

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