毎年菊の摘心で悩むのですが、まず摘心の理由と致しましては花数を多くする、背が高くなりがちな菊の背丈を低くコンパクトに咲かせる。というのがあります。元気な株なら春に延びた後にすぐさま地際でバッサりやってもまたすぐ復活したりするのですが、樹勢の弱い品種はあまりバサバサやると結構枯れてしまいます。
樹勢の強い奴でも「こいつは丈夫だから」とバサバサと何回も切ったり時期を間違うとすごく弱ったりします。
で、いろいろ自分なり考えて今回ためしたのが8月末まではほぼ伸ばし放題で光合成をしっかりさせてから半分から三分の二ぐらいバッサリ切るというのをやってみました。理由は何回も(普通は三回ぐらい?)摘心をすると弱い品種は枯れてしまうことがある。コマめに摘心しても結局秋には背丈が高くなり、だらしなく垂れ下がってしまう。
矮化剤という手もあるのですが、自分には合わなかったです。まず薬価が高い。1回ではなく結構こまめに散布しないといけない。散布タイミングが結構むずかしい。 などの理由からです。
で、上の写真がその結果です。例年なら支柱を立てなければまず自立出来なかった株が自立してます。株によりますがいつもの半分~三分の二程度の高さに収まりました^^ しかもちゃんと満開に咲いてくれました。 摘心時期は8月末~9月上旬ぐらいです。
最近の雨で若干垂れ下がってしまいましたが、支柱を立てるのは結構めんどくさいのでこの手法は結構いけるかも?と思いました。切花にするなら背が高いほうがいいかもしれませんが・・・
綺麗な奴は枯れてしまって丈夫なこいつらが生き残ってます。丈夫な奴でも何年も同じ場所に植えっぱなしだと弱ったりしますけど・・・
5年前ぐらいに買ったアナスタシアという品種がなんとか二株生き残ってくれてます。こいつはグリーンマムエリートです(笑)ほんとに毎年綺麗な緑色です。
三年前に植えたセンリョウが初めて実を付けてくれました^^ 赤実を買ったはずなのに、なぜか黄実と混合といううれしいサプライズです。
お客様に「今年はセンリョウの実が付かないんだけどなんで?」って聞かれましたが、これまた返答に困ってしまいます。ナンテンもですけど、花時に雨に当たると実が付きにくいとかいわれますが、あまりアテになりません。ナンテンは自分の感覚だと株の性格(植え場所)の違いのが大きいような?よく実がなる株は毎年よくなりますが成らない奴は毎年成らない傾向が強い気がする・・・
センリョウは最近育てたばっかなので正直よくわかりません。姉の家のセンリョウがたわわだった翌年は実付きが異常に悪かったので隔年結果習性があるのかもしれません
私は「まあ、そういう年もあるわな~」と諦めます(いいかげん?)
最近は猛暑など異常気象傾向だし、そもそも植物に完璧を求めるのは酷なような気がします・・・