モミジの木に蟻の巣

「アリが木を登ってるな~」とは思ってたのですが、ふと見ると結構大規模に巣を作ってます。もう何年も前から幹に腐りが入って洞化してるのですが、樹は元気なので放置してます。アリが巣を作るのも何度かありますが私は駆除はしません。

アリが植物に与える影響は調べても賛否両論あり、「害虫なので駆除しなさい」ってとこや「アリは基本的に肉食もしくは雑食性なので植物を食害することはなくむしろ害虫から植物を守ってる面もある」って書いてあるとこもあり迷うところですね。

私はどっちかというとアリは放置してますが、鉢の中やイチゴ苗の周りにアリが巣を作った時はあきらかに生育に影響してましたので駆除しました。樹木の洞(うろ)とかのアリの巣は放置してます。アリは樹の腐ってる部分に巣を作って樹の生きてる部分までは巣を広げないから多分大丈夫です。アリが樹を腐らせてるわけでなく腐ってるから巣に都合良いのでアリが集まってくるらしいです。

しかし、このような状態だと普通は心配になりますので駆除しても良いと思います。ようは幹の腐りを広げないことが重要なのでどっちが良いのか?の選択になりますが、常に湿度を保っていてジメジメしてると腐りは進んで行くと思います。昔は洞にモルタルとかを詰めてたそうですが最近ではなにもしない方がよいという意見もあるそうです。乾いた状態が保てるなら、なにも詰めない方が風通しよくなり樹木自体の力で腐りを止めて行くのを期待するわけです。

アリの巣の上の方の洞は水はけが良いのか乾いていて腐りが止まってますね。この状態が続けば樹木はゆっくりと傷を巻いていく感じに成長していくと思います。なんにしてもこのような洞が出来るのは大概、時期はずれに無理な強剪定するとなるようです。犯人はうちの父です(笑)

アリとアブラムシの共生関係は有名ですが、アリと植物との共生関係もあるようです。

葉の蜜腺 ←このページ様が参考になりますのでリンクさせて頂きました。

ハダニ 駆除

うちのサツキやツツジはハダニだらけです。オオムラサキツツジは丈夫なのである程度ほっといても花が咲いてくれますがうちのサツキたちは毎年ほとんど咲きません。薬剤散布がめんどいので放置してましたが、今年はレンゲツツジ、ミツバツツジ等、大きく育てたい樹種も増えたので薬剤散布したいと思います。 一般的にハダニにはハダニ専門の薬剤でないと駆除がむずかしいようです。ハダニは他の害虫と違ってクモの仲間だからですかね?

こいつは斑入りのキシリマツツジなのですが赤い花と葉っぱがとても綺麗なんですがご覧のように真っ白でもう死にそうな感じです・・・ やはり斑入り品種は弱い傾向のようです。

梅雨前ぐらいにダニ太郎を散布したんですが、あまり効いてないような? なので今回はモレスタンを散布します。ハダニも薬剤耐性が付きやすいらしいので結構むずかしいですね・・・ 

ダニ専用薬も少ないですし・・・

スカスカになったサツキの葉裏のアップです。なんかよくわかりませんね?

さらにアップにしますと、ハダニっぽいのがいました^^ 他の黒い点々は糞?死骸?なのかよくわかりませんが・・・ 一般的にハダニは赤いのが多いと思いますがこいつは黒いですね。ハダニは乾燥が好きなのでまだこれから発生すると思いますが・・・

ナツズイセンが1厘咲きました^^ 去年と同じ場所の奴がなぜか今年も一番最初に咲きました。他の場所はまだまったく芽も出てませんので謎です。

粉?綿みたいな虫

桃の木に付いてるこいつはアオバハゴロモと言うそうです。一見すると鳥の糞?とか埃みたいなゴミかな?なんて思ってしまいますが、触るとピョンと跳ねてどっか行ってしまいます。こいつはそんなに害はないそうですが、ほっとくとやたら増えて見た目が悪いです。昨日の雨でだいぶ流されたのか?かなり減ってましたが・・・

所変わってユズの木にも付いてます。両方とも果樹なのであまり薬剤は使いたくないのでちょっと様子見しようかと思います。大発生して成虫になると気味が悪いほど一列に整列して枝に止まるのでかなり気持ち悪いです(単体では緑色の羽の綺麗な虫ですが・・・)

ちなみに去年は過去最高の豊作でしたので今年は期待してませんでしたが一部の枝だけにやたら花が咲き、実がなりました。他の枝は閑散としてますのでかなり極端ですね・・・

ちょっと実が付きすぎなので間引きしたほうが良いですね? こんなちっこくても良い香りがします^^

でっかいミミズ

虫が嫌いな人が見たらびっくりするぐらいの大きさだと思います。私はミミズは益虫としてわりと好きなので、「でかいな~」ぐらいでしたが・・・ 雨のあと地上に良く出てくるのは水が地面に染み込んで酸素不足になるからだと言われてます。

雨後、たまにアスファルト上で干からびた大量のミミズと遭遇する時ありますが、もぐる前に太陽光にやられてしまうのですかね?

ミミズは一般的に益虫と言われてますが、一度、植木鉢の中にミミズが発生したことあるのですが、その時は土がどろどろでひどい有様でしたので場所によりけりだと思いました。それ以来、鉢は地面に直置きするのはやめるようにしました(下にレンガとか何か敷く) 水はけもよくなりますので、その方が生育が良いような気がします。

お次は園芸的には害虫と呼ばれているハキリバチにボロボロにされたニオイツツジという樹木です。ハキリバチは同じ個体の葉っぱを好むようで、一度狙われるとこのようにボロボロにされる時もあります。一度、葉を切り取る瞬間を見たことあるのですが、綺麗に半円状に切り取ってくので感心したことがあります(笑)

しかし、バラはよくやられるのでバラ愛好家にとっては笑えない虫です。私はアブラムシ、イモムシ、毛虫類はわりと殺虫剤で駆除してしまいますが、蜂はわりと好きなのであきらめるしかないです。

カイガラムシを顕微鏡で拡大

月桂樹にびっしりとカイガラムシが付いておりました、調べましたらルビーロウカイガラムシという種類らしいです。まったく動きませんので生きてるのか死んでるのかよくわかりませんが冬眠してる模様です。 というかカイガラムシは成虫になると足が退化しますので活動期でも一度居場所を決めたら生涯そこから動かないようです。

一匹、引き剥がして(意外としっかりくっ付いてる)裏返してみましたがなんだかよくわかりませんね・・・ この状態で越冬して春に卵を産んで死ぬそうです。駆除タイミングとしては幼虫が卵からかえった直後(5~7月?)がベストのようです。

カイガラムシは梅の木にもよく付きますが落葉後1月2月の寒い時期にマシン油乳剤をかけてますがこれが一番よく効くような気がします。一度、梅に石灰硫黄合剤をかけたことがあるのですが、当年カイガラムシが発生しましたのでカイガラにはマシン油にしてます。石灰硫黄合剤は病気にはよく効くと思いますがカイガラに関しては??マークです。 それに10ℓ以上のデカイ物しか売ってないし強アルカリ性なので扱いに注意がいるしで素人には扱いずらいですね(硫黄臭いのも)

さて、落葉樹ならよっぽど大丈夫だと思いますが月桂樹は常緑樹なのでマシン油を使うかで悩むところです。自分の樹なら50倍ぐらいに薄めてかけてしまいますが、お客様の大事な樹ということになると100%保証出来ないかぎり使いづらいとこがあります。また春にオルトラン液剤をかけるのがベストかな~?

ついでに月桂樹のつぼみ、葉っぱ、茎の断面もアップにしてみました^^