マキタヘッジトリマー 修理

三年愛用してるマキタのバリカンですが、こいつがうちの園芸工具で一番出動率が高い働き者です^^ ハイコーキの刃渡りの長いエンジン式もあるのですが重くて疲れます。重量が五㌔あるのでほとんど筋トレです(笑)

プロの方はゼノアの奴使ってる方が多いですね。あれは軽くて使いやすいです。しかし価格が高い(6万ほど)うちはまだ稼ぎが少ないのでとても買えなかったのです(貧)ハイコーキのトリマーは重いですけど私は気にいってます。4年間無故障だったのですが先日ついに燃料漏れの故障になりました~。 「お金もないのに困ったな~、でもそろそろ買い換えるか~」なんて迷ってたのですが、いつものようにビルディをなにげに見てたらあるじゃないですか!

なんと部品がバラで売ってるのです(しかも廃盤モデルなのに)で、ネットでいろいろ調べたらとても単純で燃料グロメットとかいうゴムキャップみたいなのが経年劣化でヘタることで漏れが生じるのでその部品を替えるだけで修理出来るようでした。

ということで数百円で治ったので助かりました。お金があれば楽ですが、貧乏も悪くないです。いろいろ調べることで知識が溜まっていくんですもの・・・(しかしお金は欲しいです)

話は飛びましたが今回はマキタのトリマーのプロテクタという部品を私が足でふんづけて割ってしまったのでご覧のようになっております。正直当初は「こんなんなくてもいいんじゃない?」なんて仕事してました。仕事もまったく支障なく出来たのですが、なんか刈り込みしてるときに不安感があるのです。やはりプロテクタというだけあって大事な手を守ってくれてたのです。 油断すると手をバリバリに刈ってしまいそうでとても怖いですよ。

ビルディでも売ってますが、ネットで検索したらもっと安い部品屋さんがあったのでそこでかいました、440円+送料550円。千円ほどで買えたので助かりました。

じゃ~ん、トリマーちゃん復活! 

修理といってもビス1本で留まってるだけです(笑)

マキタ製品は性能はもちろんですけどデザインもかっこよいです。これ三年前に買ったのですが、もう旧モデルです。まだマイナーチェンジ版が売ってますがバッテリなし本体のみなら13000円ほどで買えます。正直働きっぷりからしたら激安です。新モデルはちょっとお高めですね。

こいつが壊れたらそれにしようかと思ってますが壊れずがんばってほしい・・・

このように手をしっかり守ってくれてるのです。

この手の小型電動バリカンはプロはあまり使ってないような気がしますが、玉ものの刈り込みにとても重宝します。前、仕事中にシルバーさんで剪定をやってらっしゃる方が話しかけてくれたのですが、「これはいいね~ 軽いし小回りが利いて。エンジン式はでか過ぎてマキの玉物の刈り込みとかやりづらいし、コード式だとコード切っちゃうしね」とかおっしゃってました。

こだわりのある職人さんはハサミだけで仕上げるのでしょうが、正直仕上がりにあまり違いはないと思います(むしろバリカンのが綺麗に丸くなる)。なによりスピードが段違いです。その分お客様にお安くサービスをご提供出来ます。私はバリカンで輪郭を刈り込み後、大鋏か片手刈り込み鋏で仕上げるという方式でやってます。片手刈り込み鋏はとても重宝しますが使いすぎる腱鞘炎まっしぐらです(痛)

こいつはお役御免です。一瞬ガムテープでくっつけて使おうかな?なんて思ったのですがさすがに無理だと思います(笑)

剪定の仕事は足元が枝葉でごちゃごちゃして道具がよく行方不明になったり。今回のように踏みつけてしまったりして結構ストレスです(とくに急いでる時は)

何事もゆとりをもってやりたいのですが・・・

終わりかけの菊を生けました

長いこと咲いてくれましたがそろそろ菊も終わりです。逆光で見づらいですね・・・

カーテン閉めたら余計暗くなりました・・・

時間を置いてから撮りましたが、なかなか綺麗に撮れない・・・

バラと菊って相性いいですね? なんかすごく贅沢でゴージャスな感じが・・・

やはり緑色の菊が一番綺麗だと思います^^ 花瓶生けだとこの色があるとないとじゃ華やかさが段違いです(好みもありますが・・・)

多分、今時の若い人は見向きもしないであろう菊ですが、バラ、カーネーションとともに三大流通量の多い花です。切花に至っては菊がダントツで流通量が多いです。花屋さんを覗けばそれは納得しますわね(菊だらけですもの)

しかし菊は仏花のイメージが強すぎておめでたい席や人様への贈り物で使われることはかなり少ないですね?バラやカーネーションは贈っても菊を贈るのは失礼っていう風潮がありますね?

実際、入院見舞いで菊を贈るのはご法度と言われてますし、昔のドラマとかで中高生のイジメの場面で机に菊の生け花を飾るとか定番になっております。

若い人は彼女さんの誕生日にバラは贈っても菊を贈ることはほぼないだろうし、なんでここまで生産量、流通量が多いのにイメージがバラの華やかさと真逆で地味なんでしょうか?

最近の品種はバラに引けを取らないほど華やかだと思います。切花も良いですが、自分で育てても菊はほんとに重宝しますよ。宿根草なので毎年咲いてくれますし、丈夫ですし、バラほど病害虫に気を使わないでよいので管理が楽です(付くのはアブラムシぐらいです)

あなたもバラではなく菊を贈れるような粋な人になってみませんか?(笑) 綺麗で心がこもっていれば常識なんてあまり気にしないでいいと思うのですが・・・

樹形が今一なマキの木(玉散らし)の改作

こちらのお宅様はかなり立派なお庭で昔ながらの和風なお庭です。松と玉ものメインのお庭なので庭園っぽい作りを意識されたのかもしれません。イヌマキの玉散らし仕立てだけで10本あるのですが、私が気になっていたのは「正直どの樹木も頭がでかい傾向なので少し仕立て直したいな~」と思いました。で、この人は去年あまりに頭でっかちで見てて安定感がないので思い切って上の方をバサバサと間引きして玉をちっちゃく分割してみたのですが、ご覧のとおりかな~りかっこわるい状況となっております(下手くそ)

もちろん大胆な改作をしても、枝の位置配分によってはすぐかっこよくなる場合もありますが、何年かかけて徐々に仕立て直してかっこよくしてくパターンのが多いと思いますのでこいつもまあ改作一年目だししょうがない面もあるのですが、今年の状況を見る限りこのままだと将来性がないっぽい、そもそも頭が飛びぬけてろくろっ首っぽいので「これはダメだ」と判断して頭を断幹することに決めました。

で、上の間延びした三玉を落としてこんな感じになりました。いかがでしょうか?右上の飛び出した玉を切るかどうか悩んだのですが、切ると寂しくなりそうだし、枝の曲がり方がおもしろい動きなので残してみました。正直、この角度だと完全に要らない枝なのですが、この先もうちょい内側に枝葉が茂ってくれたら、使えるかもしれません。

剪定のちょっとした鉄則なのですが、「迷ったら切らない」 切ったらもう取り戻せませんが切らないで様子を見れば、後でまた考えなおせるからです。

別角度。どうでしょうか?自分ではかっこよくなったと思うのですが・・・

この角度だとさっきの切るか切らない迷った枝があるほうが断然良く見えるのです。

あの枝を将来茂らせてあわよくば頭の断幹跡を隠せないかな?と思ってますが(厳しいかな)

でもこの状態でもめちゃくちゃ変ではないような気がします・・・

ほかにも頭でっかちな木がたくさんあります。こいつはマルバヒイラギ。頭を限界ギリギリまで刈り込んでもこの頭のデカさなのでどうしたもんかと悩みます・・・

ウバメガシ。今年は玉をちょっと間引いてちょっとかっこよくなりました^^

この人も頭がデカイですが二段目、三段目の玉もデカイのでバランス的のそれほどおかしくはないです。他にもツゲの玉散らしも頭でっかちなのが居ます。

樹木は頂芽優勢といって、上の方ほど優先的に芽を出して勢いがありますので毎年同じように刈り込んでいても気づいた時には頭がでかくなってたり生垣が高くなったりするものです。なので剪定の基本といたしまして上の方ほど強く切り、下に行くほど徐々にゆるく剪定してくとよいと思います。

お客様に失礼ながら「○○さんちは頭でっかちな木が多いですね」と進言してしまったのですが、こちらのお客様はとてもよい方で、若輩者の私の言い分もちゃんと参考にしてくださったり。いつもおまかせで仕事させて頂いてるのですが、「剪定のやりにくい木だったら中村さんの仕事がしやすいように低くしてもいいからね」とおっしゃってくださったり、とてもありがたくやりがいがあります。

ということで今週は玉もの刈り込み祭りでした~ マキタの小型トリマーちゃんがたくさん仕事してくれました。もうバリカンがないと仕事になりません・・・

ハマヒサカキの花はプロパンガスの匂い

あまり知らない方も多いともいますが有名なサカキの仲間です。私はサカキ、ヒサカキ、ハマヒサカキと覚えています。プロパンガスとか都市ガスは本来は無臭らしいのですが、ガス漏れ時に発覚しやすいようにわざとあの臭いを付けてるようです。こいつはガスそっくりな匂いがして知らない人だと「ガス漏れしてる?」と勘違いするかもしれません(笑)

以前、横浜で異臭騒ぎ(ガス臭)が頻繁に起こったことがありましたが、これが原因じゃないのか?と疑ってますが、時期的に春にも異臭騒ぎがあったのでやはり違いますかね?

こいつは結構道端とかそこらに植わってたりしますので、もし発見したら匂いを嗅いでみてください^^ ヒサカキのが遭遇率は高いですがヒサカキの花もやはり臭いらしいです。どっちもこんな感じの魚の目玉が大量に密集してるよう花が咲きますので判り易いと思います。

自己流の剪定で弱ってスカスカだった黒松さんですが、二年ぐらい?剪定せずに樹勢を付けたら元気になりました。去年は二年ぶりの剪定だったのであまりかっこよくならなかったのですが、今年は葉っぱも短く小枝もすこし増えたのでそこそこ黒松っぽくなりました^^

毎年手を入れればかっこよい黒松に復活すると思います。

ちなみこれは↓去年の剪定後です

ちょっとわかりづらいですが葉の長さと密集度が違います。

カシワ(柏)を剪定しようと思ったら・・・

ハトが子育て中でした。子育て中のハトって結構辛抱強くて人間が近くに居ても無視して温めてたりしますが、この人は僕が「どうせ空の巣だろ~」って急に近づいたのでさすがにびっくりして親御さんは飛んでいってしまいました(ごめん) 後から確認したらちゃんと戻って暖めてました(よかった)

ハトは鳩ミルクというもので子育てするようです。よくツバメが何回もエサ取りに往復する映像を見ますが、ありゃ大変だし親は偉大だな~なんて思いますが、ハトはそういう感じではないようです。ミルクと言っても母乳のような感じではなく口から吐き出して飲ませるようです。

ちなみにカシワは落葉樹ですが冬でも枯れた葉っぱが付いたままです(落葉しません)

春に新芽が出るまで枯葉が落ちませんので、「代が途切れない」ので縁起が良いと言われてて?カシワは昔から縁起木、神聖な木とされています。

ハトもそのことを知っていて、この時期にカシワに巣を作ったんだと思います。普通の落葉樹ですと、この時期落葉して丸裸で外から丸見えになってカラスに襲われてしまいますからね・・・

ブナ科の植物は他にもクヌギとか落葉樹なのに枯れた葉っぱがいつまでも落ちない樹木がぼちぼちあります。見た目もみすぼらしいし、なんで落ちないかは理由はわかってないようです。

菊 8月末に摘心 背丈を低く抑えて開花

毎年菊の摘心で悩むのですが、まず摘心の理由と致しましては花数を多くする、背が高くなりがちな菊の背丈を低くコンパクトに咲かせる。というのがあります。元気な株なら春に延びた後にすぐさま地際でバッサりやってもまたすぐ復活したりするのですが、樹勢の弱い品種はあまりバサバサやると結構枯れてしまいます。

樹勢の強い奴でも「こいつは丈夫だから」とバサバサと何回も切ったり時期を間違うとすごく弱ったりします。

で、いろいろ自分なり考えて今回ためしたのが8月末まではほぼ伸ばし放題で光合成をしっかりさせてから半分から三分の二ぐらいバッサリ切るというのをやってみました。理由は何回も(普通は三回ぐらい?)摘心をすると弱い品種は枯れてしまうことがある。コマめに摘心しても結局秋には背丈が高くなり、だらしなく垂れ下がってしまう。

矮化剤という手もあるのですが、自分には合わなかったです。まず薬価が高い。1回ではなく結構こまめに散布しないといけない。散布タイミングが結構むずかしい。 などの理由からです。

で、上の写真がその結果です。例年なら支柱を立てなければまず自立出来なかった株が自立してます。株によりますがいつもの半分~三分の二程度の高さに収まりました^^ しかもちゃんと満開に咲いてくれました。 摘心時期は8月末~9月上旬ぐらいです。

最近の雨で若干垂れ下がってしまいましたが、支柱を立てるのは結構めんどくさいのでこの手法は結構いけるかも?と思いました。切花にするなら背が高いほうがいいかもしれませんが・・・

綺麗な奴は枯れてしまって丈夫なこいつらが生き残ってます。丈夫な奴でも何年も同じ場所に植えっぱなしだと弱ったりしますけど・・・

5年前ぐらいに買ったアナスタシアという品種がなんとか二株生き残ってくれてます。こいつはグリーンマムエリートです(笑)ほんとに毎年綺麗な緑色です。

三年前に植えたセンリョウが初めて実を付けてくれました^^ 赤実を買ったはずなのに、なぜか黄実と混合といううれしいサプライズです。 

お客様に「今年はセンリョウの実が付かないんだけどなんで?」って聞かれましたが、これまた返答に困ってしまいます。ナンテンもですけど、花時に雨に当たると実が付きにくいとかいわれますが、あまりアテになりません。ナンテンは自分の感覚だと株の性格(植え場所)の違いのが大きいような?よく実がなる株は毎年よくなりますが成らない奴は毎年成らない傾向が強い気がする・・・

センリョウは最近育てたばっかなので正直よくわかりません。姉の家のセンリョウがたわわだった翌年は実付きが異常に悪かったので隔年結果習性があるのかもしれません

私は「まあ、そういう年もあるわな~」と諦めます(いいかげん?)

最近は猛暑など異常気象傾向だし、そもそも植物に完璧を求めるのは酷なような気がします・・・